シラバス情報

科目名
情報入門演習B c
授業コード
24012
担当者名
坂本 小百合
副題
PCのイロハを学ぶ(エクセルの初級を学ぶ)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
Excelの基礎〜中級です。Microsoft Office Specialist Excel 2019 一般レベル(MOS Excel 2019 一般レベル)の出題範囲について、パソコンを使った実習を行います。毎回、学習した機能を復習する課題(練習問題)の提出があります。提出内容は採点を行い評価の対象とします。練習問題の解説は次の講義で行います。スキルの定着を確認するスキルチェックテストを実施し、評価の対象とします。実施方法は、制限時間内にテキストを見ないで編集操作を行い、編集後のファイルを提出する実技試験です。その後、模擬試験問題の演習や解説を行います。
この講義は、MOS Excel 2019 一般レベルの資格対策(学習)となります。希望者は各自で試験申込みを行い、学内で実施される試験を受験することができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Excelの基本(表作成・絶対参照および一般的な関数の利用・印刷・複数シート編集・グラフ機能など)を学び、機能を使って表の編集が行えるスキル習得ができます。さらに資格取得に必要な中級機能(名前付き範囲・条件付き書式・テーブル機能・その他の関数の利用など)を学び、Excelを活用する能力が身につきます。
【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」
※ITを活用する能力が身につきます。
授業計画
この講義では毎回パソコンを使って操作実習を行います。Office365が動作する必携パソコンとマウスを準備してください。

第1回 ガイダンス、授業資料のダウンロードと課題提出操作の確認、データ入力と数式作成の基本操作 提出課題
第2回 表作成の基本操作1、シート見出しとセル参照について、基本的な関数の利用 提出課題
第3回 表作成の基本操作2、セルの絶対参照について 名前付き範囲を利用した数式 提出課題
第4回 セルの個数をカウントする関数、セルの絶対参照・相対参照・複合参照を利用した数式の理解 提出課題
第5回 条件付きの計算を行う関数 表の印刷 提出課題
第6回 ヘッダー/フッターの設定 表の印刷に関する機能 グラフの作成 提出課題
第7回 ブック内を効率よく移動する機能 表編集、印刷、グラフ作成の復習問題 提出課題
第8回 第2回〜第6回の講義で学習した機能の総合演習(スキルチェック操作テスト1)
第9回 グラフの作成と編集 関数の活用(文字列操作関数) 提出課題
第10回 資格試験について 、データを効率よく分析する(条件付き書式、スパークライン) 提出課題
第11回 セル範囲のデータを並べ替える、セル範囲をテーブルに変換して管理する 提出課題
第12回 テーブルのデータを管理する 提出課題
第13回 ブックにデータをインポートする、MOS Excel 2019 一般レベル 模擬試験問題の解説と演習
第14回 MOS Excel 2019 一般レベル 出題範囲の総合演習(スキルチェック操作テスト2)
第15回 MOS Excel 2019 一般レベル 模擬試験問題の演習
※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。
関連科目
パソコンの基本操作については情報入門演習Sで習得済み、Wordの操作スキルはMOS Word 2019 一般レベル合格程度であることを前提としています。
本講義履修後に、MOS Excel 2019 上級レベルの対策を行う「情報活用演習B」を履修することを推奨します。
準備学習等の指示
ファイル管理および文字入力は問題なく行えることが前提となります。講義後はテキストの関連Lessonや復習問題を操作し理解を深めましょう。
やむを得ず講義を欠席した場合は、必ず各自でテキストを学習し期限内に課題を提出してください。
【授業準備の目安】
⇒予習30分程度(次回の授業内容を確認し、事前にテキストを読んでおきましょう)
⇒復習30〜60分程度(演習問題を復習し、関連するLessonを理解度に応じて反復しましょう)
教科書
この講義は、補助資料と以下のテキストのLessonおよび模擬試験問題を用いて実施します。毎回使用しますので必ず準備して講義を受けてください。
補助資料は、各講義回までにHUE Naviの授業資料に添付しておきます。
テキストは第2回の講義日までには準備してください。

「MOS Excel 365 & 2019 対策テキスト& 問題集」(FPT1912),FOM出版,2,310円(税込)
参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用したテキストです。
⇒「表作成編」のページで、Excelの基本操作をテキストに沿って自己学習することができます。

「よくわかる Microsoft Excel 2019 基礎 」,FOM出版,(型番FPT1813)/「よくわかる Microsoft Excel 2021 基礎 」,FOM出版,(型番FPT2204)
「よくわかる Microsoft Excel 2019 応用 」,FOM出版,(型番FPT1814)/「よくわかる Microsoft Excel 2021 応用 」,FOM出版,(型番FPT2205)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・授業への参加度と取り組み評価(期限内提出の復習問題の操作内容を採点して評価)…40%
・総合演習(スキルチェック操作テスト1)…30%
・総合演習(スキルチェック操作テスト2)…30%
以上の提出物の内容を100点満点で評価し、MOS Excel 2019 一般レベルへの取組みと合わせて総合的に評価を行います。

小テストおよび操作テストは対面で実施した場合に上記割合で評価します。取組み評価の対象となる提出物は原則期限内に提出された課題のみとします。
講義時間に操作したファイルを毎回出席確認のために回収しますが、病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェック操作テストが実施できなかった場合は最終出席回までに受け取っているファイルの操作内容を採点し総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
『遅刻しない・質問する・復習する』ことを心がけ、提出課題を期限内に提出しましょう。積み重ねがスキルアップにつながります。課題の対策Lessonは、テキストで操作手順を確認しましょう。演習問題は、毎回の講義の確認問題です。講義の次の日までには復習を行うようにしてください。演習問題で操作できていない場合はコメントを返すようにしています。解説後も理解できなかった問題については、直接質問して解決を図ってください。