教員名 : 濵田 敏彦
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科目名
日本史Ⅱ
授業コード
14021
担当者名
濵田 敏彦
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)
授業内容
【授業内容】
(1)この授業では、日本の近世後期〜近現代における歴史的な特徴について、政治・外交史・社会を中心に概説します。 (2)日本史におけるある時点の「常識」(たとえば教科書の記述など)は、歴史研究の進展などによって非(否)「常識」へと変化します。この授業では、最新の歴史研究の成果をふまえ、各時代の特色を示すテーマを選択して多面的に考察し、歴史意識と現代的課題への理解力を身につけていきます。 【授業方法】 (1)日本の近世後期〜近現代における特徴的なテーマについて、多角的な視点から講義します。 (2)そのテーマに関連して発問を行い、自ら考えを簡潔にまとめてもらうことがあります。実施した場合には次週の授業の冒頭で簡単に解答・解説を行います。 ◆なお、本講義は、日本史Ⅰの内容とは異なります。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
(1)日本史(近世後期〜近現代)を素材に、さまざまな歴史的なテーマについて知識を身につけ、説明できるようになります。
(2)歴史的思考力や論理的思考力を身につけることができます。 (3)「国際社会」にある現代日本のあり方を多面的に考えることができるようになります。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」 授業計画
第1回:江戸時代における婚姻関係〜「三行半」って何?そのの意味と意義〜
第2回:開国と幕末・維新期の政治過程〜なぜ明治維新は起こったのか?〜 第3回:岩倉遣外使節団とその意義〜岩倉使節団の米欧視察の実態と「本気度」は?〜 第4回:近代化と「衛生」について〜明治初頭の「コレラ一揆」はなぜ起こったのか? 第5回:日本人と「衛生観念」〜日本人の「病」に対する考え方はどのようなものか?〜 第6回:近代の天皇制〜明治政府は、なぜ、どのように天皇を日本の「中心」に据えようとしたのか?〜 第7回:近代における北海道の歴史〜明治政府は北海道開拓の実態はどのようなものだったのか?〜 第8回:近代における沖縄の歴史〜明治政府による「琉球処分」とその後の実態はdのようなものだったのか?〜 第9回:近代における女性史〜明治時代以降、社会における女性の「歩み」はどのようなものだったのか?〜 第10回:第一次世界大戦後の国際関係と日本〜君は加藤友三郎を知っているか?〜 第11回:近現代における日米関係〜ペリー来航以来の日米関係はいかなるものだったのか?〜 第12回:政党政治の成立と崩壊〜なぜ、政党や政治家たちは軍部による「戦争への道」をとめられなかたのか? 第13回:「武士道」と日本人〜日本人は「サムライ」なのか?「サムライ・ジャパン」のルーツ?を考えてみよう〜 第14回:「ウォーナー伝説」の流布について〜原爆投下の「真実」に関するある視点を考えてみよう〜 第15回:日本の高度経済成長期の「光と陰」〜TV「アニメ」・「特撮」の視点で考えてみよう〜 ※授業内容や順番については、進捗状況によって変更する場合があります。 ※授業内では、パソコンやタブレット使用して、発問をしたり授業最後の「ふりかえり」を行なったりする場合があります。パソコン・タブレットを持参するようにしてください。 関連科目
日本史Ⅰ
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に参考文献にあげた書籍を読んだり、事後に授業で使用したプリントを復習してください(概ね60分以上の予習・復習時間をかけるようにしましょう)。
教科書
とくに使用しません。毎回、レジュメ・資料等のプリントを配布して授業を進めます。
DVDおよびビデオの視聴覚機器を使用する場合があります。 参考文献
『日本の歴史』00〜25巻 講談社
『日本の歴史』1〜16巻 小学館 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)定期試験の結果(80%)、課題等の提出および授業への参加度(20%)により評価します。
(2)定期試験を受験するためには、原則として総授業回数の3分の2以上の出席回数を満たすことが必要です。 実務経験と授業との関連
備考
「暗記中心の日本史」ではなく、さまざまなテーマを深く掘り下げて多角的に考えていきましょう。
なお、授業中の私語、飲食、携帯電話などは禁止します。また、「新型コロナウイルス感染症対策」については、大学から出される方針にしたがってください。 |