教員名 : 堀江 真由美
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科目名
ミクロ経済学
授業コード
21031
担当者名
堀江 真由美
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(公民)
授業内容
大学の学部で広く教えられている中・上級ミクロ経済学、応用ミクロ経済学から、配分の効率性、市場の失敗、不確実性にかんするトピックスを厳選し解説します。いずれも各専門分野の基礎知識として不可欠であるだけでなく、用語や考え方自体が現実の社会経済現象を説明する際、新聞や雑誌などでも広く用いられているので、社会人になるための経済知識としても重要です。講義では、経済モデルを用いた分析の使い方を理解し、身近な問題に当てはめて考えることで、理解を深め説明できるようになる工夫をします。また、各種資格試験等も想定した用語の解説や練習問題を取り入れていく予定です。
毎回講義の最後に練習問題を実施します。次回の講義時までに解説ビデオを視聴してもらい,冒頭で簡単な解説を行います。 小テストを3回実施します。次回の講義時までに小テストの解説をよく読んで復習してもらい,冒頭で解説を行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.ミクロ経済学の上級トピックスについての考え方が身につき、理解が深まります
2.新聞や雑誌で用いられる経済用語を用いて、身近な問題を説明し解決策を考えられるようになります 3.様々なメディアで話題となっている経済問題について、その解決策や対策、実際の政策の意義を考えたり評価したりできるようになります 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」 授業計画
第 1 回 ミクロ経済学の基礎概念
第 2 回 一般均衡分析:効率性(1) パレート効率性 第 3 回 一般均衡分析:効率性(2) 厚生経済学の基本定理 第 4 回 市場の失敗:外部性(1) ピグー税、補助金、コースの定理 第 5 回 市場の失敗:外部性(2) ピグー税の実例、地球温暖化と排出権取引市場 第 6 回 市場の失敗:公共財(1) 公共財の定義・特徴、最適供給量 第 7 回 市場の失敗:公共財(2) 公共財の実例 第 8 回 独占:独占企業の利潤最大化、独占の弊害、実例 第 9 回 独占:自然独占と価格規制、実例 第10回 不確実性と期待効用:不確実な選択肢の評価方法、リスクに対する態度 第11回 保険とモラル・ハザード(1):保険の原理、リスク・シェアリング 第12回 保険とモラル・ハザード(2):モラル・ハザードの実例 第13回 逆淘汰とシグナリング(1):逆淘汰と私的情報、シグナリングの原理 第14回 逆淘汰とシグナリング(2):労働市場のシグナリング、実例 第15回 最後に:効率性と所得分配、公平、平等の概念をミクロ経済学の力で考える 関連科目
ミクロ経済学基礎Ⅰ・Ⅱ、経済の基礎数学Ⅰ・Ⅱ、産業組織論
準備学習等の指示
開講時までに、ミクロ経済学基礎Ⅰ・Ⅱの内容を復習しておいてください。
[予習] 各回の講義では、授業計画に沿って、テキストの該当箇所に目を通しておいてください。分からない用語等は事前に調べておくと、授業時のスムーズな理解に役立ちます。(約30分以上は予習に時間をかけましょう。) [復習] 各回の講義ノート、練習問題、小テストについて、授業時の解説やテキストの該当箇所を参照しながら、分からないところ、間違ったところは念入りに復習に取組むようにしましょう。特に,練習問題を解答し,復習ビデオを視聴して理解を深めるようにしましょう。(約1時間以上は復習に時間をかけましょう。) 授業時に記入できなかったところ、分からないところはそのままにせず、過去の講義ビデオを視聴したり,授業終了後やオフィスアワーを活用して質問したりするようにしましょう。 教科書
『ミクロ経済学の力』 神取道宏著 2014年 日本評論社 3200円
参考文献
教科書以外の文献が学習に必要となる場合は、授業中に資料等としてプリントで配布します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
授業への参加度+小テスト(30%)、定期試験(70%)の割合で総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
なし
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