教員名 : 中嶋 則夫
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科目名
実践公共経済学
授業コード
21049
担当者名
中嶋 則夫
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
本授業では、身近にある問題を題材に、関連するデータ収集とその整理・分析を通じて現状把握を行います。それを土台に、公共経済学の知識を活用し、対象とした問題の解決策を提案し、それを実践につなげるために必要となる行動計画作成までを以下の授業計画に従い行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
公共経済学では、市場で供給することが難しい財の存在とその供給方法などに関して議論しました。その中には、身近にある問題も多く含まれていました。それに関連するデータ収集を実際に行い、その整理・分析を通じて、それらの現状把握を行うとともに、発生メカニズムを理解し、問題の発生原因にどのように働きかければ、望ましい状態に近づくのかという改善策・解決策を作成できるようになることを目指します。さらに、これらの提言案をどのようにすれば実践できるかを検討することで、自ら行動を興すために必要な準備が自ら行えるようになることを目標とします。
【身につく力】「コミュニケーション能力」、「プレゼンテーション能力」、「問題解決力」 授業計画
第 1 回 ガイダンス(データ収集活動、過去のデータ紹介、レポート作成用ファイル活用法)
第 2 回 需要曲線・供給曲線(レポート作成用ファイル活用したテーマのまとめ方) 第 3 回 需要曲線・供給曲線の応用例1(ポイ捨て) 第 4 回 需要曲線・供給曲線の応用例2(市街地での駐輪) 第 5 回 外部不経済(負の外部性)について 第 6 回 外部不経済(負の外部性)の解決方法(課税と補助金) 第 7 回 外部不経済(負の外部性)の解決方法(自発的交渉) 第 8 回 身近な問題とその解決に向けた実践例の紹介 第 9 回 データ収集活動、その整理と加工 第10回 ベルヌーイ試行を通して体感する確率変数と大数の法則 第11回 エクセルで体感する調査データの特徴 第12回 エクセルで体感する調査データの分布 第13回 集計したデータを活用した伝え方 第14回 報告書の作成作法 第15回 報告会 関連科目
ミクロ経済学基礎Ⅰ・Ⅱ、ミクロ経済学、公共経済学
準備学習等の指示
授業では、復習・予習に関する指示をするので、その都度、指示に沿った対応をしてください。
授業の振り返りを行うHUENAVIアンケートへの回答作成には40分、教科書や資料の該当箇所の熟読及びデータ収集活動に、合計して40分/日×5日の時間をかけてください。 教科書
井堀利宏『基礎コース公共経済学(第2版)』新世社
参考文献
東北大学統計グループ『これだけは知っておこう!統計学』有斐閣
N・グレゴリー・マンキュー著(足立英之 他 訳)『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編(各版)』東洋経済新報社 N・グレゴリー・マンキュー著 ; 足立英之 [ほか] 訳『マンキュー入門経済学(各版)』 東洋経済新報社 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
HUENAVIへの振り返り提出15点(指定文字数以上が対象)、指定したプレゼンとデーター収集活動貢献度35点、 「卒業論文作成ガイド」に準拠した期末レポートの提出50点、の合計点で評価します。
出席が2/3に満たない、振り返りの未提出がある、「卒業論文作成ガイド」に準拠した期末レポートの未提出、必要なデータ収集活動に貢献がなかったり、プレゼンを行っていない、など、当該科目で身に付けるべき要素が身についているかどうか、判断材料が揃っていない場合、不可となります。 遅刻、無断欠席は評価に影響することがあります。 実務経験と授業との関連
備考
1.学生証を忘れた場合については、授業を受けることができませんので、教員に申し出て下さい。
2.講義中の私語は厳禁です。こちらからの指摘を受け、同様の指摘を再度受けた者については出席したと認めない場合がありますので、それを念頭に受講して下さい。 3.講義中は携帯電話の電源をオフにして、かばんなどに入れてください。 |