教員名 : 重本 洋一
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科目名
実践ファイナンス
授業コード
21059
担当者名
重本 洋一
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
ファイナンスという学問は、企業の立場から資金の流れやマーケットとのつき合い方を考える「コーポレートファイナンス(企業金融論)」と投資家の立場から株式や債券などのへの投資について考える「証券投資論」の二つの分野を中心に成りたっています。本講義は現代ファイナンス理論に基づいたコーポレートファイナンス(企業金融論)を中心に学習を進めていきます。さらに、近年の急速なデジタル化の進展に鑑み、デジタル・テクノロジーが金融・ファイナンスに与える影響についても学習します。
また、本講義では、将来、コーポレートファイナンスの知識を必要とする職業に就くことを希望する学生、例えば、金融機関、企業の財務部門などへの就職を強く希望している学生を念頭に置いて(もちろん、それ以外の学生の履修を妨げるものではありません)、学術的知見に基づいた実務的な知識とそれに伴うコンピュータの操作を解説します。 レポートを4回提出してもらいます。レポート提出期限後の次の講義でレポートのテーマの意義や重要性について解説をします。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.株式会社と銀行および証券市場の関係を理解し、社会人として実践的な場面でそれを活かせるようになることを目指します。
2.企業の財務活動(金融行動)の理論的・実践的な知識を身に付け、自身で実践的な財務判断ができるようになることを目標とします。 3.現代ファイナンス理論を理解し、より実践的な財務行動・分析ができるようになることを目指します。 4.ファイナンスを習得する段階で論理的思考力・分析力を身を着けることを目指します。 5.デジタルトランスフォーメーションの意義を理解し、それがファイナンスや金融にどのような影響を与えるかについて考えることができるようになることを目指します。 授業計画
第1回 ファイナンスとは何か
第2回 テクノロジーと金融の将来像 第3回 ファイナンスに必要な数学と会計の基礎知識 第4回 企業の投資意思決定(1)−講義 第5回 企業の投資意思決定(2)−演習ー 第6回 損益分岐点分析(1)—講義ー 第7回 損益分岐点分析(2)−演習ー 第8回 株価分析(1)−講義ー 第9回 株価分析(2)−演習= 第10回 社債分析(1)−講義ー 第11回 社債分析(2)−演習ー 第12回 デジタル・テクノロジーとファイナンス(1)−講義ー 第13回 デジタル・テクノロジーとファイナンス(2)−演習ー 第14回 貨幣論とデジタル通貨ー講義ー 第15回 その他の論点とまとめ 関連科目
ファイナンス入門、金融論Ⅰ、金融論Ⅱ、現代ファイナンス論、財務管理論Ⅰ、財務管理論Ⅱ
準備学習等の指示
授業の進行に合わせて、課題図書や配布資料を十分読み込んでください。そのための時間は授業ごとに最低30分はかけてください。
教科書
教科書は使用しません。資料を配布します。
参考文献
石野雄一「道具としてのファイナンス」 日本実業出版社
久保田敬一 「よくわかるファイナンス」 東洋経済新報社 榊原、岡田「1からのファイナンス」 中央経済社 川西、山崎「金融のエッセンス」 有斐閣ストディア 國貞克則 「財務3表一体理解法」 朝日新書 朝岡大輔・砂川伸行・岡田紀子「ゼミナール コーポレートファイナンス』日本経済新聞出版 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
4回のレポート70%、授業への参加度、授業への取り組みの姿勢など30%で評価します。
実務経験と授業との関連
備考
可能な人はPCを持参してください。
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