シラバス情報

科目名
会計学基礎 b
授業コード
22029
担当者名
角 裕太
副題
財務会計で企業活動を描写する
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
会計学に関する諸論点(簿記、財務会計、原価計算、税務会計、会計監査、国際会計、管理会計、財務諸表分析)を網羅的に取り上げ、それらに関する基礎知識を学習します。
この授業は、基本的に講義形式で行い、毎講義その日に説明した内容についての課題に取り組みます。課題の解答解説は、次の授業の冒頭にて行います。したがって、授業は、前回の復習(課題の解答解説)、本日の内容・説明、課題演習で構成されます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.会計学の全体像を掴み、個々の分野への興味を広げることができる。
2.会計学に関する基本的な論点について、その背後にある「なぜ」を理解し、それらの目的や役割、用語について適切な言葉を用いて説明することができる。
3.会計学に関する諸論点について、学んだ知識(計算式など)を用いて簡単な計算を行うことができる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回 会計学の全体像
【簿記】
第2回 経済活動の記録方法:簿記入門、初級簿記I(簿記)
第3回 経済活動の記録方法:初級簿記II(簿記)
【財務会計】
第4回 資金調達活動の会計(財務会計)
第5回 資金投下活動の会計(財務会計)
第6回 営業活動の会計(財務会計)
第7回 財務諸表の読み方(財務会計・安全性分析)
第8回 財務諸表の読み方(財務会計・収益性分析)
第9回 企業活動のグローバル化(財務会計、国際会計)
【その他】
第10回 製造業の会計(原価計算)
第11回 法人税の計算方法(税務会計)
第12回 会計不正の方法とその防止(会計監査)
第13回 経営者のための会計(管理会計・理論編)
第14回 経営者のための会計(管理会計・計算編)
第15回 まとめ
関連科目
【事前に受講することが望ましい科目】簿記入門、初級簿記Ⅰ
【事後に受講することが望ましい科目】初級簿記Ⅱ、財務会計論、原価計算論、管理会計論、会計監査論、経営分析論、税務会計論
準備学習等の指示
【予習・復習について】
授業の最後に課題に取り組んでもらいます。その内容を十分に消化できなかった人は、次回までに復習をしてください(次回の授業で解説します)。消化できなかった内容については、授業外で質問を受け付けますので、気軽に相談してください。予習・復習に費やす時間は、授業1回につき60分を目安にしてください(レジュメを見直す:30分、課題について考える:30分)
【履修にあたっての注意事項】
この授業は、簿記入門、初級簿記Ⅰで学習した内容について一定の理解があることを前提にしています。それらの内容を十分に消化できていない人は、より多くの予習・復習が必要になります。そのつもりで履修するようにしてください。
また、12桁の電卓を使用する回があります。教員の指示にしたがって持ってきてもらう場合があります。
教科書
教科書の指定はありません。教員が作成した資料を配布し、それに基づいて進行します。
参考文献
参考文献は適宜指示をします。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
授業への参加度・課題(30%)+期末試験(70%)
※出席回数の取扱い:出席回数が 11 回以上の出席者については、授業への参加度に加味する。
実務経験と授業との関連
備考
この授業は、教員が作成した資料を配布し、それに基づいて進行します。ただし、資料に書かれていることを暗記するだけでは、会計学の背後にある「なぜ」を理解し、それを説明できるようにはなりません。担当教員による板書や口頭での説明を資料にメモし、それに基づいて予習・復習することを心がけてください。