教員名 : 山田 哲敬
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科目名
映像制作基礎B
授業コード
25012
担当者名
山田 哲敬
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
<はじめに>
・だれでも簡単に動画を撮影できて、情報発信できる時代です。YouTubeには、1分間に数百時間の映像がアップされています。だからこそ、映像と音声を使って人に伝える映像制作は、若い人が今後仕事をするうえで、必要不可欠なスキルになっています。 <この授業では> ・ドキュメンタリー制作の「基礎コース」です。テレビの「企画、取材、編集、放送」という工程を実践し、映像制作の基礎を学びます。 ・具体的には、チームに分かれて、「人」をテーマに映像作品を制作します。選び出した取材対象者を取材・撮影します。インタビューではその人しか言えない心の宝物を引き出すよう工夫しましょう。そして編集して、字幕、音楽、ナレーションを入れて完成させます。最後はテレビスタジオを使って、実際の「放送」形式で表現を行います。ジャーナリストや放送の専門家を加えて批評を行います。 ・大切なことは、取材対象者と信頼関係を築くことです。ドキュメンタリーを制作していく上での、重要なアプローチの基礎を学びます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
<授業の目的>
・企画、取材、撮影、編集、完全パッケージ化、放送の一連の基本技術を習得することです。 <到達目標> ・「何を伝えるか」というテーマの大切さを理解し、説明できる ・インタビューの大切さを理解し、取材対象者から「心の宝物」を聞き出すことができる ・取材対象者との信頼関係を築くための取材方法を理解し、実践できる 【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「協働して成し遂げる力」 授業計画
第1回 ガイダンス 目的・ゴール →(課題)企画書の提出
第2回 グループ分け 企画検討会議 →(課題)情報収集ワークシート 第3回 企画の決定 →(課題)企画書の完成 第4回 取材先にコンタクト →(課題)取材希望・予定リストの作成 第5回 取材構成表の確定 →(課題)取材構成表の作成 第6回 取材の基本(カメラワーク、インタビュー)と実践 第7回 取材実践の相互批評 第8回 取材構成表をもとに撮影とラッシュ(1) 第9回 取材構成表をもとに撮影とラッシュ(2) 第10回 取材構成表をもとに 撮影とラッシュ(3)→(課題)編集構成表の作成 第11回 編集(1) ナレーション録り、荒編集 第12回 編集(2) 本編集 第13回 編集(3) 映像インサート、字幕スーパー 第14回 作品仮完成 プレビュー 修正・提出 →(課題)スタジオ原稿の作成 第15回 上映会(スタジオなど)と相互批評 →(課題)レポート作成 関連科目
1年次と2年次に配当された映像制作科目、映像編集、現代マスメディア論、メディアビジネス特講D
準備学習等の指示
・民放やNHKのドキュメンタリー番組やニュース番組を視聴し、人物表現の様々な手法を参考にしましょう。
・ドキュメンタリー制作は、グループごとにテーマを決めて、大学の内外で取材します。リアルな取材ですので、相手の都合、天候などにより、授業時間外(土日や休日も含む)の取材・編集があります。 ・教員が指定した映像作品を自宅で視聴してください。一日最低でも30分です。 教科書
教科書は使用しません。必要に応じて資料を配布します。
参考文献
久保田賢一(2008)『映像メディアの作り方 情報発信者のための制作ワークブック』 北大路書房
黒岩亜純、宮徹(2017)『大学生のための動画制作入門』慶應義塾大学出版会 山登義明(2016)『ドキュメンタリーをつくる 2.0−スマホ時代の映像制作』 太洋社 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・授業への参加度(20%)、課題やグループワークへの取り組み(30%)、作品評価(40%)、レポート(10%)
実務経験と授業との関連
・テレビ局で37年間、主に記者やプロデューサーの仕事をしてきました。企画ニュースやドキュメンタリーの制作を通じて、映像と深くかかわってきました。
備考
※1年次生優先(1、2年次生のみ履修可)
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