日本語（基礎Ｂ） 留

36005

宮岡　弥生

レポートの書き方①

1.00単位

1年

2023年度前期

大学では、日常生活のための日本語力のほかに、専門書を読む、講義を聞く、ゼミなどで発表する、レポートや論文を書くなど、学習活動のための日本語力が必要となります。この授業では、大学で講義を受けたり研究を進めたりする上で必要な日本語の中でも、特に文章作成能力を養います。まず、助詞などの細かい文法事項について復習した後、文法的に正しく、適切な語彙を用いた短文を書く練習をします。そして、構成のしっかりとした短文と長文が書けるように指導します。毎回、日本語で短文や長文を書く宿題を課しますが、これらの宿題は添削して返却します。　

4年後に日本語で卒業論文を書き上げることができるよう、日本語の文章作成能力を向上させます。日本語母語話者に匹敵する日本語文章が書けるようになることを目指し、話し言葉と書き言葉の違いなどから始めて、「が」や「は」といった助詞の使い方、主語と述語の一致、慣用表現などについて理解を深め、正しい日本語を着実に正確に習得することを目標とします。

【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」

第１回　　　　ガイダンス・論文の基礎知識① 文字と記号の書き方
第２回　　　　論文の基礎知識② 文体と書き言葉
第３回　　　　副詞・指示表現
第４回　　　　疑問表現・縮約形
第５回　　　　「は」と「が」
第６回　　　　修飾語と被修飾語の関係
第７回　　　　短文を書く練習
第８回　　　　中間テストと解説
第９回　　　　主語と述語の対応
第１０回　　　悪文とは
第１１回　　　中文を書く練習
第１２回　　　接続表現
第１３回　　　句読点の打ち方
第１４回　　　文章の構成を考える
第１５回　　　期末テストと解説

後期に開講する「日本語(基礎F)」では、この授業に引き続いて日本語を書く練習をします。

宿題は確実に期日までにしてきてください。また、次の授業で使うプリントを前もって渡しますので、わからない単語を調べるなどの予習をして来てください。予習と復習には、それぞれ1時間以上かけるようにしましょう。日本語能力を上げるためには、授業中の勉強と予習・復習だけでは足りません。これら以外に、日本語の文章に触れたり日本人と会話したりする時間を毎日1時間以上設けるようにすると、日本能力が早く上がります。

その都度、プリントを配布します。　　

適宜授業中に紹介します。

定期試験は実施しません。

授業への参加度10%、宿題20%、中間テスト30%、期末テスト40%で計算します。　　

なし