演習Ⅱ 済・営(渡辺郁夫)

41440

渡辺　郁夫

浄土思想研究

6.00単位

4年

授業概要　本ゼミは「浄土思想研究」として、主として親鸞の思想を中心に研究します。「演習Ⅰ」における『歎異抄』の購読・研究の上に立ち、「演習Ⅱ」では引き続き「浄土思想研究」として親鸞、源信、法然などの思想を研究します。また日本人の死生観について考えます。
授業計画　前期では親鸞の『歎異抄』を読むとともに、主著である『教行信証』、後期では親鸞の『消息』、『和讃』を購読・研究し、さらに親鸞の思想に先行する源信の『往生要集』、法然の『選択本願念仏集』の中心部分を購読・研究するとともに、分担により各学生の発表を求めます。また宗教学・比較思想の観点から仏教のみならず神道やキリスト教の他界観との比較も随時行います。
この演習を受けるに当たっては渡辺郁夫が担当する「日本の思想と文化」「日本の宗教」「宗教学Ⅰ」「宗教学Ⅱ」などを履修済みか、未履修の場合は並行して履修することが望ましい。上記の講座での仏教、浄土思想、他界観等の知識と理解が本演習の基礎となります。
またＰＤＦ等のデータ資料を用います。

親鸞『教行信証』（岩波文庫）、源信『往生要集』（岩波文庫）、法然『選択本願念仏集』（岩波文庫）の購入を勧めます。購読する部分は必要に応じて資料として配布する予定。

懇親やスポーツ大会への参加等。
各自の研究テーマ（卒論）についての決定と中間報告等。

授業への参加度を重視し、発表や課題に対する成果、卒論への取り組み、提出など総合的に判断します。