教員名 : 神田 義浩
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科目名
教育心理学Ⅱ 【教職】
授業コード
51016
担当者名
神田 義浩
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)
授業内容
『教育心理学I』に続き、教育活動に関する諸問題について心理学的に検討していきます。この講義では主として、生徒の心身の発達及び学習の過程について、パーソナリティや適応、カウンセリングなどに関する基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性を踏まえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解することを目的としています。
毎回の学びの確認のため提出してもらうコメントシートについては次時に紹介し振り返りをします。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この講義では、生徒の心身の発達の特徴や学習の過程に関わる様々な理論や指導法を身につけることをめざしてします。以下に挙げる5つの点が具体的な到達目標となります。
1)生徒の心身の発達に対する様々な外的及び内的要因の相互作用、発達に関する代表的理論を踏まえ、発達の概念及び教育における発達理解の意義を理解する。 2)乳幼児期から青年期の各時期における運動・言語・認知や社会性の発達について、具体的な内容を理解する。 3)様々な学習の形態や概念及びその過程を説明する代表的理論の基礎を理解する。 4)主体的学習を支える動機づけ・集団づくり・学習評価の在り方について、発達の特徴と関連付けて理解する。 5)生徒の心身の発達を踏まえ、主体的な学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解する。 【身につく力】「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」、「問題解決力」 授業計画
第1回 生徒理解の意義と方法
第2回 パーソナリティ①定義と特徴 第3回 パーソナリティ②類型論と特性論 第4回 パーソナリティ③精神分析理論 第5回 心理テスト①テストの実習と結果の分析・解釈 第6回 心理テスト②主なテスト法:その効用と限界 第7回 適応と不適応 防衛機制、葛藤と欲求不満 第8回 青年期の心の病理 〜様々な心の症候群 第9回 自我同一性地位の考え方と心の成長 第10回 発達障害の種類と対応策 −LD、ADHD、アスペルガー障害、自閉症等の概要と対応策− 第11回 カウンセリング①カウンセリングの概念とカウンセリング・マインド 第12回 カウンセリング②主なカウンセリング技法 第13回 教育評価①評価の意義と特徴 第14回 教育評価②評価の種類と技法 第15回 学校教育に教育心理学の知見をどのように生かすか 関連科目
教育心理学Ⅰ、教育相談、教育方法学、生徒・進路指導論、心理学、倫理学、など教職科目全般
準備学習等の指示
シラバス通りに授業を進めていくので、毎回教科書や配布資料に事前に目を通して授業に臨んでください。教科書の予習に30分以上、授業後の復習に60分以上かけることが望ましいです。
教科書
堂野佐俊他(編著)『心理学から見た教育の世界』、北大路書房、1994年、2427円+税
参考文献
文部科学省(編著)2010 生徒指導提要 教育図書
【約240ページ、冊子体;文部科学省HPからPDFファイルのダウンロードも可能】 文部科学省(編著)2022 生徒指導提要(改訂版) 【約300ページ、文部科学省HPからPDFファイルをダウンロード可能、冊子体の刊行未定】 広島県教育委員会 2023 令和5年度 広島県教育資料 【約300ページ、年度始めにHPからPDFファイルをダウンロード可能、冊子体の刊行未定】 また毎回参考資料をプリントして配布するとともに、随時講義やレポートの参考文献等を指示します。 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
授業への参加度(毎回の学び:毎回のコメントシートへの考察、質問等の記入内容の良否)40%、期末試験60%、の3つの要素を総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
すべての教職科目を有機的に連携させて学校の教育活動の全体像を理解するよう努めてください。
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