教員名 : 片岡 実
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科目名
日本語文章表現 a 済
授業コード
12001
担当者名
片岡 実
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
自分の考えを文章で伝えるためには、まず、的確な言葉を選んで乱れのない文(正しい文)を書く力が必要です。そして、身の回りから問題を発見し、事実を確認し、事実に基づいて思考し、他人によく理解される表現で書く力(文章作成力・文章構成力・文章表現力)が求められます。
この授業では、これらの能力を身に付けるために、演習を通じて、基礎から段階を踏んで文章を書く練習を行います。したがって、読む・聴く・考える・書く・推敲する・相互批評する・添削してもらう、という作業を何度も繰り返します。 一回一回の授業を大事にして文章力を鍛え、目的・意図に応じたわかりやすい文章が書けるようになりましょう。 提出された課題は添削・評価の上、返却・解説します。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
社会生活を送る上で必要な文章表現力についての基礎的知識を学び、「文章読解・作成能力検定」3級以上に合格できる文章力を身に付けることを目的とします。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画
第 1 回 ガイダンス 【プレテスト】
第 2 回 語句の正しい意味・用法 第 3 回 文法用語の理解 文法的な正しさ 第 4 回 論証的意見文の構成を理解する 第 5 回 意見文を書く 【小テスト】 第 6 回 意見文相互批評 敬語の基礎知識 第 7 回 手紙文に必要な知識 (意見文修正版作成) 第 8 回 手紙文実践演習・資料分析の方法を理解する 第 9 回 資料と文章の関連を理解する 第10回 到達度の確認 【模擬テスト】 第11回 意見文相互批評 修正版作成 第12回 文章読解①(段落の内容を把握する) 第13回 文章読解②(段落の構成を理解する) 第14回 まとめ 【最終試験】 第15回 答案の返却と試験の解説 「文章読解・作成能力検定試験」受検の説明 関連科目
文章表現演習・標準、ビジネス日本語演習、日本語演習・標準、文芸創作実践
準備学習等の指示
・毎時間、漢字テスト(「今日の漢字」から出題)を行います。予習用の「今日の漢字」は教育・学習支援センター内(明徳館6階)に設置しています。
・この授業は演習です。学ぶことが多く、毎回新しい内容を学んで課題に取り組みます。欠席すると、その回の内容が身につかないばかりか、次回からの内容がわからなくなります。欠席をしてはいけません。 ・予習復習(テキストの予習、漢字テストの予習、その他の課題)に約120分以上はかけましょう。 ・ラーニングサポート・コーナー(明徳館6階)では「文章読解・作成能力検定」合格までの学習の支援を行っています。他にも授業の予習・復習に必要な日本語習得のための学習も支援しています。意見文の書き方など気軽に相談しに来てください。 教科書
・日本漢字能力検定協会編『基礎から学べる!文章力ステップ 文章検準2級対応』(各自リブレ丸善売店で必ず第1回目の授業までに購入)
・本学編『2023年度版 日本語文章表現』(第1回目の授業で配布) 参考文献
授業中に紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施しません。
成績評価の方法
授業参加度・漢字テスト(20%)、小テスト、意見文、模擬テスト(30%)、最終試験(50%)を総合的に判断して一次評価とします。その上で「文章読解・作成能力検定」3級以上合格又は文章読解・作成能力テスト3級以上の合格相当をもって単位を認定します。
実務経験と授業との関連
備考
【単位認定について】
・この科目は、以下の二つの条件を満たしたものに単位が認定されます。 (1)「日本語文章表現」の授業の成績評価でC評価以上を修めること。 ※授業の成績評価が「不可」だった学生は「日本語文章表現・再履修クラス」を履修し、 成績評価でC評価以上修めること。 (2)日本漢字能力検定が実施している「文章読解・作成能力検定」(略称「文章検」)3級以上または「文章読解・作成能力テスト」(略称「文作テスト」)3級以上のどちらかに合格すること。 【「文章検」および「文作テスト」について】 ・「受検申込み手続き」および「受検票の配布」等は、授業内で実施します。 ・受検料は1回目に限り大学が負担します(無料)。2回目以降の受検料は本人負担です(有料)。 ・この文章検(文作テスト)に不合格の学生は、在学中に合格できるまで受検しなければいけません(卒業までに「文章読解・作成能力検定」3級以上合格相当の力を身につけること)。 ・留学生(外国人留学生入学試験により入学した留学生)は、別日に本学が実施する代替試験を受験します。 【その他】 ・HUE NAVI に重要なお知らせをすることがありますので、注意しておいてください。 ・遅刻・私語は厳禁です。 ・担当者によって授業内容が多少異なる場合があります。 ・授業内でパソコンを使う場合には、事前に指示します。 |