シラバス情報

科目名
西洋史Ⅰ
授業コード
14024
担当者名
足立 孝
副題
近代ヨーロッパ社会の構造とその形成過程
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
この科目は、教職免許およびその他の資格取得に資する資格関連科目の1つです。
西洋史の基礎的知識を習得すると同時に、バランスのとれた歴史認識を養います。人間の経済活動のなかでもとくに交換と、それによって紡がれる諸世界との政治的・経済的諸関係に焦点を当て、古代地中海世界、中世ヨーロッパ、さらには中世から近代の黎明期にいたるヨーロッパの拡大の歴史を巨視的な視点から考察します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
古代・中世の礎の上に形成された近代ヨーロッパ社会が、東方アジア社会とは異なる特徴を帯びながら、じつはその存在ぬきには成立しえなかったことを関係史的に説明できるようにします。【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 食糧生産革命:都市か農村か
第 2 回 未開の戦略
第 3 回 交易と交易地
第 4 回 アテナイ民主政と市場
第 5 回 古代東地中海の交易地
第 6 回 ローマ:都市国家から世界帝国へ
第 7 回 古代から中世への移行をめぐって
第 8 回 ムハンマドとシャルルマーニュ:イスラーム世界経済
第 9 回 封建制と市場
第10回 ヨーロッパの拡大:その構造的要因 
第11回 12世紀ルネサンスとイスラームの学知
第12回 シャンパーニュ大市と遠隔地商業
第13回 イタリア商業都市
第14回 地中海と大西洋
第15回 大航海時代 
関連科目
西洋史Ⅱ
準備学習等の指示
授業後は、ノートを整理し、理解しづらかったところなどは、事典や参考図書などを利用して、復習しておきましょう。  予習・復習には併せて1時間を要します。
教科書
指定しませんが、参考文献を適宜紹介します。 
参考文献
授業時に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(論述試験。ノートのみ持ち込みを許可します):70%
授業への参加度:30% 
実務経験と授業との関連
備考
時間途中での出入り、私語、飲食は厳禁とします。
毎時間の講義内容は連続性を持っていますので、欠席したり遅刻したりしないように、また、かならずノートをとってよりよい理解に務めてください。
また、教職課程履修者は、将来は自らも教壇に立つという自覚をもって、真剣かつ積極的に取り組んでください。