シラバス情報

科目名
国際経済基礎Ⅰ
授業コード
21015
担当者名
平本 賢了、楊 義申、福居 信幸、小笠原 礼以
副題
グローバル経済のあゆみと展望
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類

授業内容
講義は2部構成です。第1部では各国、地域の経済状況を概観し、各国、地域が成し遂げた経済的成果や直面する問題、日本との関係などを見ていきます。次に第2部では世界経済を「グローバルな視点」から眺め、今日の国際社会が連帯して取り組むべき課題、すなわち、国際通商、国際金融取引、気候変動、貧困・格差問題などの個別テーマについてみていきます。各国・地域の視点とグローバル課題の両面から現代のグローバル経済を重層的に解説します。
講義を通じて、2回レポートを提出してもらう予定です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
グローバル経済の現状と課題を解説することを通じて、国際社会への関心を引き出すことを目的としています。知識を身につけるだけではなく、知識をもとに、私たちが今、どのような時代、世界に生きているかを深く考える習慣・マインドを培います。本講義は国際経済領域の導入科目として位置づけられています。
【身につく力】 知識・理解 論理的思考力・分析力 チャレンジする力
授業計画
第1部 各国・地域の経済状況
 第1回 日本 − 世界の中の日本経済(小笠原)
 第2回 東南アジア① − 東アジアの奇跡(平本)
 第3回 東南アジア② − ASEAN経済共同体:新たな挑戦(平本)
 第4回 中国 − 世界の工場から世界の市場へ(楊)
 第5回 欧州 − EUの歴史・現状・未来(福居)
 第6回 アフリカ − 地球最後の巨大市場(楊)
 第7回 アメリカ① − 競争社会の功罪(小笠原)
 第8回 アメリカ② − 債務大国アメリカ(小笠原)
 第9回 南米・オセアニア − 資源輸出国の挑戦(楊)
第2部 グローバル経済の現状と課題
 第10回 グローバル経済統合の時代①−戦後グローバル経済の歩み−(小笠原)
 第11回 グローバル経済統合の時代②−WTO体制の行方−(小笠原)
 第12回 グローバル金融取引 − 不確実性が高まるグローバル経済と国際金融(福居)
 第13回 経済成長と地球環境 − 大量消費社会について考える(楊)
 第14回 グローバル格差社会 − 貧困・教育・移民(平本)
 第15回 まとめ(小笠原)
関連科目
国際経済基礎Ⅱ 
準備学習等の指示
特に予備知識は必要としませんが、「今世界で何が起きているか」をフォローしておくと、講義を興味深く聴くことができると思います。「経済面」「国際面」を中心に、毎日、新聞に目を通す習慣を身に着けることを期待します。
教科書
使用しません。プリントを配布します。
参考文献
必要に応じて講義中にお伝えします。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、課題及びレポート30%で評価します。
実務経験と授業との関連
備考
なし。