教員名 : 西脇 廣治
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科目名
金融システム論
授業コード
21057
担当者名
西脇 廣治
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
本授業では、高度成長期から最近までの日本の金融システムの変遷について取り上げます。まず金融取引の役割や種類など金融システム全体について概説し、次に日本の金融システムの特徴と変容について取り上げます。続いて決済システム、新しい金融取引、金融仲介システム、さらに最近関心が高まっている金融システム安定化の方策、広い意味での金融規制について,その内容やあり方などについて解説します。最後に金融システムの国際比較として、アメリカおよび欧州諸国の金融システムについて概説します。なお、授業15回の前半と後半に小テストを実施します。小テストの解説は次週の授業で行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
日本の金融や金融システムの諸問題について、理論と現実の両面から学習し、またグローバルな視点からも日本の金融システムについて理解し、特に興味のあるテーマを見つけ、現状や問題点を分析する力を身に付けることを目標とします。
【身につく力】:「知識と理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画
授業計画
第 1 回 金融システム論の課題 第 2 回 金融取引と金融システム① ー金融取引の機能・種類ー 第 3 回 金融取引と金融システム② ー銀行機能、金融システムの意味・形態ー 第 4 回 日本の金融システム① ー金融システムの変遷と 金融規制の変容ー 第 5 回 日本の金融システム② ー金融環境の変化と金融制度改革ー 第 6 回 資金循環と金融構造 第 7 回 貨幣と決済 第 8 回 金融市場と新しい金融取引手法① ー金融市場の機能と類型化、短期金融市場ー 第 9 回 金融市場と新しい金融取引手法② ー証券市場、外国為替市場、派生商品市場、金融の証 券化ー 第10回 貸出市場とメインバンク関係 第11回 金融システムの安定性と監督・規制 第12回 金融システムと中央銀行 第13回 アメリカ、カナダの金融システム 第14回 欧州諸国の金融システム 第15回 まとめ 関連科目
金融論Ⅰ、金融論Ⅱ、現代ファイナンス論、金融政策論
準備学習等の指示
【予習】
各回の講義の前に、使用テキストの該当箇所にあらかじめ目を通しておいてください。予習には30分以上の時間をかけるようにしてください。 【復習】 各回の講義について、各自、授業の内容をまとめて、自分で受講ノートを作成してください。 教科書
酒井良清・鹿野嘉昭『金融システム』有斐閣(第4版)
参考文献
小村・守山・西脇・二上『金融システム論』多賀出版
内田滋・西脇廣治『金融』勁草書房 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(80%)、小テストおよび授業への参加度(20%)で、評価します。
実務経験と授業との関連
備考
金融論Ⅰ、金融論Ⅱを受講しておくことが望ましい。
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