シラバス情報

科目名
中級簿記
授業コード
22045
担当者名
加藤 淳一、餅川 正雄
副題
日商2級の基本論点
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
商業簿記と工業簿記に関する基本論点の講義と問題演習の実施という授業形式で学習します。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 中級簿記(商業簿記と工業簿記)の範囲を対象として学びます。この範囲の基礎知識と問題を解く力を身につけることが、本授業の到達目標です。
【身につく力】「知識・理解」,「論理的思考力・分析力」 
授業計画
〇工業簿記は、餅川が担当します。
第1回 工業簿記のオリエンテーション(工業簿記の学び方)
第2回 材料費  〜素材・買入部品・燃料・工場消耗品・消耗工具器具備品〜
第3回 労務費  〜賃金・給料・雑給・従業員賞与手当・退職給与引当金繰入・法定福利費〜
第4回 経 費  〜 測定経費・月割経費・支払経費〜
第5回 個別原価計算  〜仕掛品・製造間接費〜
第6回 部門別個別原価計算 〜製造部門費・補助部門費〜
第7回 総合原価計算(1)  〜単純総合原価計算と等級別原価計算〜
第8回 総合原価計算(2)  〜組別総合原価計算と工程別総合原価計算〜
第9回 工場簿記における財務諸表 〜製造原価報告書〜
第10回 本社工場会計  〜本社勘定と工場勘定〜
第11回 標準原価計算(1)  材料費と労務費の原価差異分析
第12回 標準原価計算(2)  製造間接費の差異分析(シュラッター図の作成)
第13回 直接原価計算  固定費と変動費の分解 
第14回 損益分岐点分析 企業方程式(PQ=VQ+F+G)の利用
第151回 工業簿記の基本論点のまとめ

〇商業簿記は、加藤が担当します。
第1回 商業簿記のオリエンテーション(商業簿記の学び方)
第2回 株式の発行、剰余金の配当と処分
第3回 合併、無形固定資産
第4回 法人税等と消費税
第5回 商品売買等
第6回 手形と電子記録債権(債務)、その他の債権譲渡
第7回 銀行勘定調整表、固定資産,リース取引
第9回 研究開発とソフトウェア、有価証券, 引当金
第10回 外貨換算会計
第11回 税効果会計
第12回 精算表と財務諸表
第13回 本支店会計
第14回 連結会計
第15回 商業簿記の基本論点のまとめ
関連科目
簿記入門、初級簿記、初級簿記演習, 中級簿記演習
準備学習等の指示
日商簿記3級をマスターし、自己学習力が身についていることを前提とします。30回の授業で中級簿記(工業簿記・商業簿記)の範囲を網羅することから、授業前には教科書を読んで予習(60分以上)、授業後には教科書の問題を解いて復習すること(60分以上)。教科書・練習問題を何回も繰返して学習することがマスターへの近道です。
教科書
〇工業簿記
  TAC簿記検定講座著『合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記』¥2,200: TAC出版;
ISBN 978-4813299042
〇商業簿記
TAC簿記検定講座著『合格テキスト 日商簿記2級 商業簿記』¥2,640: TAC出版;
ISBN 978-4813299035
参考文献
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験60%、提出物の提出回数及び小テスト40%
実務経験と授業との関連
備考
ノート(工業簿記用と商業簿記用が必要)及び12桁i以上の電卓を持参して下さい。