シラバス情報

科目名
映像制作基礎A b
授業コード
25011
担当者名
山下 浩史
副題
テーマを持った作品づくり
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
エンターテイメント、ビジネス、コミュニケーション、様々なジャンルで「映像」の重要性は増すばかりです。今やだれもが簡単に作ることができるのが映像。ですが本当に見る人に意図が伝わる映像を制作できているでしょうか?「自分や身内以外が見ても興味深い映像」を作るためには「観察力」「企画力」「物事を俯瞰で見る力」「コミュニケーション能力」など様々な人間力が必要です。マスメディアとして不特定多数にむけテレビ番組を制作してきた経験から得た映像制作のポイントを伝えます。もはや現代人の基礎素養と言っても過言ではない映像制作の基礎を学びましょう。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 映像作品を構成する要素の理解/撮影・編集の基本的な操作習得
2. 企画立案・構成・取材交渉・インタビューなど映像制作に必要なスキルについて理解する
3. 2の要素を理解した上で、伝えたいことを動画で表現する
<身につく力>「知識・理解」「斬新な発想をする力」「コミュニケーション能力」
授業計画
第1回 今なぜ動画制作を学ぶべきなのか?/自己紹介動画制作
第2回 撮影・編集の基礎/ニュース風動画制作
第3回 企画立案のヒント 
第4回 実作①のテーマ確定/ロケハン
第5回 実作①の構成作成/撮影時のテクニック
第6回 撮影実践①
第7回 編集実践①前半
第8回 編集実践①後半
第9回 作品発表・相互批評
第10回 テレビ番組制作の裏側から学ぶ映像制作
第11回 実作②のテーマ確定・構成制作
第12回 撮影実践②
第13回 編集実践②前半
第14回 編集実践②後半
第15回 作品発表・相互批評 まとめ 
関連科目
コンテンツビジネス論、映像コンテンツ制作論、映像メディア論、映像制作応用、CM制作 

準備学習等の指示
実際の動画制作に入ると追加取材など1時間以上かかる場合もあります。
授業前半はスマホで撮影・編集をすることを予定しています。個人所有のスマホやpadになんらかの編集アプリをダウンロードしておいてください(iPhoneならiMovieが最初から入っています)可能な人は簡単なカット編集ができるようになっておくとスムーズです。 
教科書
教科書は使用しません。ワークシートや資料等のプリントを授業で配布します。

参考文献
高橋弘樹(2018)「1秒でつかむ」ダイヤモンド社
黒岩亜純・宮徹(2017)「大学生のための動画制作入門」慶応義塾大学出版会 

定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
制作物50%、機材操作の習熟度:10%、レポート:20%、
授業への参加度:20%によって評価します。 
実務経験と授業との関連
在広放送局に入社以来、一貫して制作や報道など現場業務に携わってきました。広島や東京でローカル番組や全国ネット番組をディレクター/プロデューサーとして制作。制作会社に出向中の現在も現役でプロデューサーを務めながら後輩の指導・育成にあたっています。 日ごろの経験から得た映像制作のエッセンスを伝えます。
備考
全ての授業が関連しています。出席は必須です。動画は時代を切り取り、家族と過ごした素晴らしい瞬間などを記録するメディアです。そして、後から見返せば過去の体験やその時に感じた気持ちが当時のまま蘇る人類にとって貴重な文化です。制作スキルの習得で、世の中の事象や風景を見る目も変わります。将来、仕事にも私生活にもきっと役立つはずです。