教員名 : 蘓武 彩織
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科目名
スポーツトレーナー演習
授業コード
26042
担当者名
蘓武 彩織
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
スポーツ選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮するためには心技体が必要とされます。戦う技術,戦う体力,戦う心,これらを獲得するためにスポーツトレーナーは特に障害予防,リハビリテーション,体力向上に関して職務を行います。そのためにスポーツのバイオメカニクス,生理学,医学等を学び,そのスポーツを分析して体力トレーニング等計画し指導します。こういったスポーツトレーナーが実際に行っている内容を講義,実技の両面から理解することを目標とします。
また、毎回出席の確認の際に小レポートを提出してもらいます。 そこで質問等があった場合は次の授業の冒頭にまとめて回答します。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
実際にスポーツ現場でスポーツトレーナーが行っているスポーツ外傷障害の予防,応急処置,リハビリテーション,さらには体力を向上させるためのトレーニングを講義,実技の両方で学びます。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「コミュニケーション能力」 授業計画
第1回 ガイダンス〜本講義の概要について〜
第2回 スポーツ外傷・障害と対策(講義とメディカルチェックの実技) 第3回 スポーツパフォーマンスの測定(講義と体力テストの実技) 第4回 体力トレーニングの種類(講義) 第5回 ウォームアップとクールダウン(講義と実技) 第6回 アスレティックリハビリテーションとトレーニング計画(講義と実践) 第7回 自体重トレーニング(バランス・スタビリティーも含む)・その他の体力トレーニング(コーディネーショントレーニングなど) 第8回 レジスタンストレーニング(フリーウエイトとマシンなど) 第9回 プライオメトリクス(ジャンプとスローイング) 第10回 スプリントトレーニング 第11回 メタボリックトレーニング 第12回 戦略的リカバリー(コンディショニングの手法) 第13回 スポーツ栄養 第14回 トレーナーが考慮しなければならない年代・性別での「プログラム」・「指導法」の違い 第15回 本講義のまとめと最終レポートの説明その他授業アンケートの実施等 各回、実技を行います。その授業に関連した実技、または肩・腰・膝などの障害予防や改善についての実技を行います。 授業の状況によっては、回をまたいで実施する場合もあります。 関連科目
準備学習等の指示
(1)体力トレーニングは日々の積み重ねです。目的を達成するために計画的に行う必要があります。スポーツ別に,そして選手別に体力トレーニングを計画する際には様々な情報が必要です。授業のために日々スポーツに関する情報を集めてください。毎日30分をかけて新聞,インターネットなどで自分が気になっているチームや選手の情報を集めましょう。その中で体力に関する問題や現状を掴み取ってください。
(2)授業後に知った知識や情報から集めた情報を分析しましょう。そうすることでなぜこういう結果になったのかが見えてきます。そのために授業後30分をかけて復習してください。 教科書
必要に応じてプリント配布またはメールにて配布
参考文献
(1)競技力向上のトレーニング戦略:テューダー・ボンパ著,尾形貢他訳,大修館書店,2006
(2)NSCA決定版 ストレングス&コンディショニング第4版 日本語版総監修 篠田邦彦(新潟大学教授) (有)ブックハウスHD発行 (3)スポーツコンディショニング:ビル・フォーラン他著,中村千秋他訳,大修館書店,2010 (4)NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版:日本語版総監修 森谷敏夫(NSCAジャパン理事長) NSCAジャパン発行 (5)公認アスレチックトレーナー専門科目テキスト1〜9:日本体育協会,2008 (6)NSCAジャーナル (7)リカバリーの科学:監訳 長谷川博,山本利春 (8)MOVEMENT:Gray Cook著 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の参加度と受講態度,レポートの総合判断によって評価する。
授業への参加度50%,最終レポート50%で評価する。 実務経験と授業との関連
備考
日本ではまだまだトレーナーという職業の認知度が高いとはいえません。そんな中でも日本に限らず海外で活躍する日本人トレーナーも数多くいます。まずは基礎を学び,そして現実的な取り組みを知ることで新しいスポーツ界をどう作り,どうサポートするか,ともに考えていければと思います。
毎回の授業では遅刻厳禁です。交通機関の乱れなど止む終えない状況以外は受講を認めません。また授業を滞る態度に対しては厳しく対応します。1限の授業ですが,自己管理をしっかりして,授業に臨んでください。 毎回授業でトレーニング等実技を行います。積極的に参加し身体を動かし,座学でも質問,意見を述べて下さい。 ※日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習共通科目 |