シラバス情報

科目名
政治学Ⅰ
授業コード
14013
担当者名
寺本 康俊
副題
政治学の基礎を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(公民)

授業内容
政治学における基礎的な概念、理論などを説明します。授業では、私たちが日本や国際社会で生活する中で、多様な利害の対立を調整し、社会の制度や仕組みを決定している政治について学びます。現代のさまざまな日本や世界の政治的な事象、事件、問題を取り上げて理解を深めると同時に、政治学の基本的な概念や理論をそれらの具体的な事象に関連させながら、わかりやすく説明してゆきます。具体的には、民主政治の歴史、日本の内閣、国会(議会)、政党、官僚、選挙、世論とメディア、福祉、地方自治、人権などの政治上の機能や役割を説明し、「主権者」としての国民に必要な政治や政治学の知識を身につけてゆきます。
この「政治学Ⅰ」は、国際的な観点から講義する後期の「政治学Ⅱ」に関連します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
新聞、総合雑誌、ニュースなどの社会事象、時事問題、論評などについて、実際と理論の両面から理解し、主権者としての政治的分析力、論理的思考力などの能力を身につけることを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 「プレゼンテーション能力」
授業計画
第1回 イントロダクション
  −私たちの社会を形成する実際の政治を振り返り、政治学を学ぶ意義を考えよう。
第2回 民主政治の発祥
   −国民主権、代表民主制、権力分立、基本的人権の概念とは、どのようなものだろうか。
第3回 民主政治の発展と変化、現代の民主主義
    −民主主義への挑戦、多元的民主主義、政治エリート論とは、どのような内容だろうか。
第4回 選挙制度と投票
     −世界のさまざまな選挙制度、人々の投票行動は、どのようなものがあるだろうか。
第5回 日本の選挙制度
  −日本の選挙制度(原理、衆議院、参議院)は、どのようなものだろうか。
第6回 議会(国会)
   −議会の変換型とアリーナ型、議会(国会)の役割とは、どのような内容だろうか。
第7回 政党と政党制
  −政党の役割とタイプ、政党制には、どのようなものがあるだろうか。
第8回 議院内閣制度
  −議院内閣制度と大統領制、半大統領制は、どのような違いがあるのだろうか。
第9回 日本の議院内閣制の歴史と現在
   −日本の議院内閣制の発展の歴史と現在の内閣制度は、どのようなものだろうか。
第10回 政策決定過程
     −政策決定過程のサイクルと官僚、利益集団の役割は、どのようなものだろうか。
第11回 世論とマス・メディア
     −世論の形成とマス・メディアの役割と課題は、どのようなものだろうか。
第12回 福祉国家
    −福祉国家の成立、原理、類型、論争は、どのようなものだろうか。
第13回 地方自治
     −地方自治の必要性と内容、動向は、どのようなものだろうか。
第14回 戦後における男女同権の実現
    −戦後、日本の民主化の中で、男女同権は、どのようにして実現されたのだろうか。
第15回 まとめ
     −現代の日本、国際社会の政治を、政治学の理論を参考にして俯瞰してみよう。
関連科目
政治学について国際的な視点から学ぶために「政治学Ⅱ」、そして、日本のこれまでの政治外交上の歴史を理解するために「日本外交史」、国際社会の発展と変容、複雑な国際問題を理解するために「国際関係史」を、それぞれ履修することが望ましいです。
準備学習等の指示
授業の開始前は、各回の授業テーマについて、関係する参考文献などを使って事前に予習すること(約60分)が必要です。課題として、国内・国際社会に於ける政治・外交の動きや国際問題を新聞やニュースなどで調べて、レポートにまとめてください。授業の終了後は、授業内容のノート、授業で配布した資料などについて十分、復習しておく(約60分)などを行ってください。 
教科書
第1回目の授業の時に、小冊子にしたテキストを配布します。
必要に応じて、資料も配布します。
参考文献
最初の授業と各授業で、適宜、紹介します。 
久米郁男・川出良枝・古城佳子ほか『(補訂版)政治学』有斐閣、2011年
川出良枝、谷口将紀編『政治学』東京大学出版会、2012年
伊藤光利編『(第3版)ポリティカル・サイエンス事始め』有斐閣、2009年
佐藤史郎、上野友也、松村博行『はじめての政治学』法律文化社、2014年
木寺元編著『政治学入門』弘文堂、2016年
吉野篤『(第2版)政治学』弘文堂、2011年
その他
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果(70%) 、および、授業への参加度(30%:課題レポート)により評価します。課題レポートを提出してもらいますが、成績として評価します。出席回数が11回以上になった場合、学生にとってプラスになることも考慮します。出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、原則として、定期試験の受験を認めません。
政治をめぐるさまざまな事象と政治学についての「知識」を深め、その内容をよく「理解」し、その上で、社会科学分野の科目として培われる能力として、多くの物事について正確かつ緻密に「分析」し、筋道を立てて考える「論理的思考力」の能力が身についたかどうかを、総合評価します。 
実務経験と授業との関連
備考
授業中の私語は厳禁です。また、授業中の飲食は禁止です。守れない者については以後の出席を認めません。政治学を学んで、これまでの日本や世界の政治や外交がどのように展開されたかを理解し、今後、どのように推移するかを洞察する能力を身につけてください。