シラバス情報

科目名
東洋史Ⅱ
授業コード
14023
担当者名
岡本 弘道
副題
近現代東・東南アジアの歴史
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
この授業では、前期の「東洋史Ⅰ」の内容を踏まえて、近代化の模索を東アジアおよび東南アジアの視点から概説していきます。具体的には、「近代化」の契機としての欧米の進出、19世紀半ばから20世紀初頭に至るまでの東アジア国際秩序の再編、二つの大戦と東アジアおよび東南アジアの地域的変動、冷戦構造下の東アジアおよび東南アジアの”適応”について学び、現代の東アジアおよび東南アジアに至るまでの歴史を扱います。原則として毎回事前課題を出し、授業中に回答を踏まえた解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業は、19世紀半ばから20世紀末に至るまでの東アジアおよび東南アジアの歴史について、基本的な流れを概括できるようにするとともに、「近代化」のはじまり、国際関係の再編、主権国家の形成過程、国際経済との関係性、冷戦体制の影響などを、東アジアおよび東南アジアの枠組みの中で相互に対比しながら説明できるようにすることが目標です。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
1.ガイダンス
2.「近代化」の契機〜東南アジアと東アジアへの欧米の進出
3.東アジア国際秩序の再編①「条約体制」のはじまり
4.東アジア国際秩序の再編②「琉球処分」を巡る交渉
5.東アジア国際秩序の再編③朝鮮を巡る日清の対立
6.東アジア国際秩序の再編④日清戦争と日露戦争
7.東アジア国際秩序の再編⑤辛亥革命と日韓併合
8.第一次世界大戦と東アジア・東南アジア
9.戦間期のアジア経済と世界恐慌
10.日本の中国侵略とアジアの反日運動
11.第二次世界大戦と東アジア・東南アジア
12.冷戦構造下の東アジア〜二つの「中国」と朝鮮戦争〜
13.冷戦構造下の東南アジア〜インドシナ戦争とASEANの発足〜
14.「開発体制」からみた東南アジアと東アジア
15. まとめにかえて〜“模索の時代”の東南アジアと東アジア
関連科目
この授業は、前期に開講した「東洋史Ⅰ」の内容を踏まえて行います。
「東洋史Ⅰ」と「東洋史Ⅱ」を併せて受講すれば、東アジアおよび東南アジアの歴史がより深く理解できます。
準備学習等の指示
第2回以降は、事前課題を指示しますので、授業までにしっかりと取り組んでください。
また授業後にノートの整理・疑問点の発見など復習を十分に行って下さい。
事前課題と復習には、それぞれ30分程度以上かけるようにしましょう。
教科書
特に指定しません。
参考文献
授業中に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の成績(70%)と授業への参加度等の評価(30%)で総合的に判断します。
出席回数が11回以上からの出席は100点満点の外枠で評価します。ただし、100点を超えた場合は100点満点とします。
出席回数が3分の2に満たない場合は、定期試験の受験を認めません。
実務経験と授業との関連
備考
初回授業までにMicrosoft Teamsのチームコードを掲示するので、授業日までに登録を済ませておいてください。
受講心得:授業中の私語、携帯等の使用は厳禁です。飲食なども禁止します。