教員名 : 楮原 京子
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科目名
自然地理学Ⅰ
授業コード
14026
担当者名
楮原 京子
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(地理歴史)
授業内容
授業は講義形式を中心に行いますが、授業内容に応じた地図等を用いた作業も含みます.
この授業では,系統地理・自然地理分野を正しく理解し,深めていくことをねらいとしています. 特に本授業では様々な地形を取り上げ,その地形が形成されたプロセスと環境について整理します. そして,地形が形成された過程を紐解くことによってみえてくる自然災害と人との関わり方についても考えていきます. 毎回授業の最後に小テストまたは作業を実施します.解答や解説は次週の授業の冒頭または配付資料を用いて行います. また,内容確認テストを実施し,授業の理解度を確認ていきます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
自然環境としての地形とその形成に関わる基本的なプロセス,環境を理解し,生活基盤である土地に起こりうる自然災害や環境問題について考え,自然環境と生活との関わりについて関心を持てるようになることを目指します.
【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 「情報リテラシー」 授業計画
授業概要(概要は以下の通りだが,日程の詳細と順番は変更があり得る)
1回 地形の概念(ガイダンスを含む) 2回 低地を構成する地形 3回 沖積低地のでき方 4回 沖積低地における自然災害と土地利用 5回 内容確認テスト1と解説 6回 台地の地形とでき方 7回 特異な地質からなる台地 8回 台地における自然災害と土地利用 9回 丘陵の地形と人との関わり 10回 内容確認テスト2と解説 11回 変動帯にみられる地形(火山) 12回 変動帯にみられる地形(変動地形) 13回 変動帯における脅威と恩恵 14回 地形をつくる力に与える人為的影響 15回 内容確認テスト3と解説 関連科目
なし
準備学習等の指示
約30分以上は復習にかけましょう.
復習では授業で新しく習った用語を調べたり,授業で取り上げた地域(地名)が,地球上のどの位置にあり,周りにはどのような事物がみられるのか確認したりして,授業で学んだ内容が,あやふやな状態から確かな状態になるよう取り組んで下さい. 教科書
『地形でとらえる環境と暮らし』
著者:西城 潔・藤本 潔・黒木貴一・小岩直人・楮原京子 発行社:古今書院 発行年:2020年 定価:2200円(税別) 参考文献
貝塚ほか『写真と図で見る地形学』,東京大学出版会
鈴木隆介『建設者のための地形図読解入門1〜4』,古今書院 ロバート・ヤーハム『自然景観の謎』,ガイアブックス 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
評点の割合は,小テスト・作業:20%,内容確認テスト:15%,定期試験:65%です.
授業の参加度は,小テストや作業の他,毎時のコメントシートの内容に基づいて行います. 実務経験と授業との関連
備考
不必要な授業時間途中での出入り,私語,飲食は厳禁とします.
授業では想像力をしっかり働かせて,考えるようにしましょう. |