シラバス情報

科目名
世界の歴史Ⅱ
授業コード
16002
担当者名
田中 泉
副題
グローバル・ヒストリー(近代〜現代)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
18世紀に生じた環大西洋革命から、19世紀の自由主義、帝国主義、20世紀に起こった2つの世界大戦と戦後の「冷戦」・「熱戦」を経て、冷戦後の現代の世界までの、基礎的な内容を講義します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
卒業要件の他者理解科目の1つです。世界の歴史をグローバル・ヒストリーの視点から捉えることができる。特に、世界の一体化が進行して現代世界が形成されていく中で生じた地域世界相互の接触や交流について、細かい歴史事象にこだわることなく、大きな流れを認識することができます。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 環大西洋革命(1) 大西洋三角貿易とイギリス産業革命
    イギリスは、なぜ世界に先駆けて綿織物の工業化に成功したか?
第2回 環大西洋革命(2) アメリカ独立革命
    アメリカのイギリス13植民地は、なぜ独立しようとしたか?
第3回 環大西洋革命(3) フランス革命
    フランス革命は、フランスの社会構造をどのように変えたか?
第4回 19世紀の世界(1) ヨーロッパ国民国家の形成
    ドイツ・イタリアなど国民国家はどのように形成されたか?
第5回 19世紀の世界(2) アメリカ合衆国の拡大と南北戦争
    領土の拡大は、アメリカの社会にどのような影響を与えたか?
第6回 19世紀の世界(3) ロシアの発展
    ロシアはどのように発展しようとしたか?
第7回 19世紀の世界(4) 「パクス=ブリタニカ」とインド・中国
    イギリスはどのようにして世界の覇権を確立したか?
第8回 19世紀の世界(5) 中華帝国の崩壊
    清朝は、どのようにして崩壊したのか?
第9回 2つの世界大戦(1) 世界分割競争と第一次世界大戦
    第一次世界大戦はどのように推移したか、またどんな特徴があったか?
第10回 2つの世界大戦(2) パリ講和会議とアジアのナショナリズム
    パリ講和会議の結果、ナショナリズムはどのように展開されたか?
第11回 2つの世界大戦(3) ナチス=ドイツの台頭と第二次世界大戦
    なぜドイツでナチ党が政権を獲得できたのか?
第12回 2つの世界大戦(4) 日中15年戦争
    日本はどのようにして中国と全面戦争に突入したか?
第13回 戦後の世界(1) 戦後処理と東西冷戦体制の形成
    大戦後の東西冷戦体制はどのようにして形成されたか?
第14回 戦後の世界(2) 東西冷戦体制の経過と収束
    東西冷戦体制はどのようにして収束したか?
第15回 戦後の世界(3)アメリカの人種差別撤廃運動
    運動の中でキング牧師はどのような役割を果たしたか?
関連科目
世界の歴史Ⅰと連続しての履修を薦めます。世界の思想と現代社会Ⅰ〜Ⅲの授業の理解のために参考になります。
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に情報を調べること(約60分)や、授業内容を自分なりに整理しテーマについてにその回答を論述しておく(約60分)など行ってください。 
教科書
教科書は使用しません。授業資料を、事前にHUENAVIにアップするとともに、毎時間ごとに配布します。
参考文献
講義中に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。 
成績評価の方法
定期試験の結果(90%) 、授業への参加度(10%)により評価します。出席回数が11回以上になった場合、1回あたり2点の加点をします
実務経験と授業との関連
備考
授業中の私語や飲食、勝手なスマホ操作は厳禁です。守れない人は、以後の出席を認めない場合があります。