シラバス情報

科目名
社会政策論基礎
授業コード
21023
担当者名
森山 玲子
副題
安心して暮らせる社会と政策
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
この授業では、政府が行う公共政策の一つである社会政策について、その目的と役割を現在社会の問題を踏まえながら学んでいきます。社会政策とは、みなさんの生活の安定や向上を目的として策定・実施される政策であり、所得保障、保健医療、住宅、雇用機会、対人社会サービスといった多岐に渡る領域で展開されています。少子高齢社会において求められる社会保障制度のあり方、流動的な雇用形態が一般化する状況における雇用政策のあり方などについて、考えていきましょう。授業内で3〜4回のレポートを実施し、次回の授業冒頭で解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、社会政策が私たちの社会の中で、具体的にどのような形で存在しているかを学ぶことに主眼を置き、社会政策の各領域に共通する原理的な問題を理解すること、そして、現代日本の社会政策の体系全般を理解し論じられるようになることを目標とします。 
【身につく力】「知識・理解」
授業計画
第 1 回 イントロダクション
第 2 回 社会政策の目的と手段
第 3 回 社会保険と民間保険
第 4 回 分配における原則
第 5 回 社会政策の公準
第 6 回 暮らしと社会政策 1−1 高齢者の生活と所得保障
第 7 回 暮らしと社会政策 1−2 公的年金制度
第 8 回 暮らしと社会政策 2−1 医療保障
第 9 回 暮らしと社会政策 2−2 医療保険制度
第10回 暮らしと社会政策 3 介護保障
第11回 暮らしと社会政策 4 貧困と公的扶助
第12回 暮らしと社会政策 5-1 現代の労働問題
第13回 暮らしと社会政策 5-2 雇用政策
第14回 暮らしと社会政策 6 住宅政策
第15回 まとめ 
関連科目
社会保障論Ⅰ、社会保障論Ⅱ、労働経済学Ⅰ
準備学習等の指示
新聞・ニュースなどを通じて社会で起こっている出来事に対して敏感になること、さらに自分の考えをもつ習慣を身につけておくことが必要です。受講前には必ず前回の講義内容の復習を約20分以上はしてきてください。
教科書
教科書は使いません。プリントを配布します。 
参考文献
駒村康平・山田篤裕・四方理人・田中聡一郎・丸山桂『社会政策−福祉と労働の経済学』(有斐閣アルマ)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、レポートおよび授業への参加度30%
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:授業中は、私語・携帯電話および音楽プレーヤーの使用、飲食は厳禁。守れない場合は退出してもらいます。