教員名 : 原 康宏
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科目名
基礎経済統計 a
授業コード
21028
担当者名
原 康宏
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(公民)
授業内容
講義では、さまざまな種類の統計の見方を学習します。統計の理解のためには、講義をきくだけでは十分ではなく、自分で利用してみることが必要です。このため、この講義では、統計の見方の講義のほかに、実際に統計を利用して簡単な計算実習(電卓を利用)を行います。講義内容をより深く理解するために、講義内容のとりまとめ作業を課し、毎回レポートとして講義時間内に提出を求めます。単位の認定は、各時間に提出されたレポートと定期試験の結果の合計点によって行うので、授業への参加度が低いと単位修得が困難です。選択に当たっては注意してください。(なお、毎回のレポートは採点・添削を行い、次回の講義の際に返却するとともに内容について解説をします)。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義では、さまざまな種類の経済統計の見方を学習するとともに、それらの統計の利用方法(整理・加工、分析)について理解し、その内容を説明することができるようになることを目標とします。【身につく力】「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」、「情報リテラシー」
授業計画
第 1 回 講義内容の紹介と講義の進め方
第 2 回 統計学の考え方を身につけよう(統計学とは) 第 3 回 統計学の考え方を身につけよう(統計利用上の各種計算) 第 4 回 経済統計の種類とその取得方法 第 5 回 経済の大きさを測るデータ〜国内総生産を中心に〜(GDPとは) 第 6 回 経済の大きさを測るデータ〜国内総生産を中心に〜(GDPと産業連関表) 第 7 回 経済の大きさを測るデータ〜国内総生産を中心に〜(産業連関表と国民経済計算) 第 8 回 景気を先読みするデータ〜景気動向指数を中心に〜 第 9 回 財政・金融の動向をつかむデータ〜財政収支や基準割引率および基準貸付利率を中心に〜 第10回 物価の動きを調べるデータ〜消費者物価指数を中心に〜 第11回 物価の動きを調べるデータ〜企業物価指数を中心に〜 第12回 株価の流れを読むデータ〜日経平均株価を中心に〜 第13回 雇用状況を知るデータ〜労働力調査を中心に〜 第14回 海外の経済統計の利用について 第15回 まとめ 関連科目
マクロ経済学、統計学、計量経済学
準備学習等の指示
講義中に配布したプリントを利用して、復習をしっかりと行ってください。その際にわからなかった箇所は、そのままにしないで質問にお越しください。(90分程度は時間をかけることが望ましい)。
教科書
毎回の講義でプリントを配布します。
電卓を常時携帯してください(携帯電話の使用は不可)。 参考文献
溝口敏行(1985)『経済統計論(第3版)』、東洋経済新報社。
総務省統計局刊行、総務省統計研修所編集『日本統計年鑑』(各年版)。 作間逸雄(編)(2003)『SNAがわかる 経済統計学』、有斐閣。 廣松毅、高木新太郎、佐藤朋彦、木村正一(2009)『経済統計』、新世社。 ほか必要に応じて紹介します。 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績評価は、「毎時間の講義中に作成されたレポート」(40%)と「定期試験の結果」(60%)の合計点によって行います。(授業への参加度が低いと単位修得が困難ですので、選択に当たっては注意してください。)
実務経験と授業との関連
備考
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