シラバス情報

科目名
労働経済学Ⅰ
授業コード
21054
担当者名
森山 玲子
副題
労働を取り巻く市場と制度
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(公民)

授業内容
この授業では、労働力の定義をはじめとして、労働の売り手・買い手の行動、賃金決定や失業といった労働経済学の基礎理論を学びます。さらに、安定的な雇用形態からより流動的な形態への変化、少子高齢社会において直面する労働供給制約問題への対応などについて考えていきます。なお、授業内で3〜4回のレポートを実施し、次回の授業冒頭で解説を行います。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
「労働」を取り巻く環境は大きな変化を見せています。本授業では、労働をめぐる諸問題について考察を行う上で不可欠な基礎的理論を学び、今後の「労働」のあり方がどのように変化していくか理解し論じられるようになることを目標とします。 
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 労働力とは何か
第3回 労働の売り手の行動
第4回 労働供給のメカニズム
第5回 労働の買い手の行動
第6回 労働需要のメカニズム
第7回 失業とは何か
第8回 失業対策
第9回 賃金の決定
第10回 賃金格差
第11回 労働時間
第12回 長時間労働への対応
第13回 高齢者雇用の経済分析
第14回 女性雇用の経済分析
第15回 まとめ
関連科目
社会政策論基礎、ミクロ経済学基礎Ⅰ、マクロ経済学基礎Ⅰ
準備学習等の指示
新聞・ニュースなどを通じて社会で起こっている出来事に敏感になること、さらに自分の考えをもつ習慣を身につけておくことが必要です。受講前には必ず前回の講義内容の復習を約20分以上はしてきてください。
教科書
教科書は使いません。プリントを配布します。
参考文献
大森義明・永瀬伸子『労働経済学をつかむ』(有斐閣)
清家篤『労働経済』(東洋経済新報社)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、レポートおよび授業への参加度30%
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:授業中は、私語・携帯電話および音楽プレーヤーの使用、飲食は厳禁。守れない場合は退出してもらいます。