教員名 : 重本 洋一
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科目名
現代ファイナンス論
授業コード
21058
担当者名
重本 洋一
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
ファイナンスという学問は、企業の立場から資金の流れやマーケットとのつき合い方を考える「コーポレートファイナンス(企業金融論)」と投資家の立場から株式や債券などのへの投資について考える「証券投資論」の二つの分野を中心に成りたっています。本講義は現代ファイナンス理論に基づいたコーポレートファイナンス(企業金融論)を中心に学習を進めていき、必要に応じて証券投資論の基礎的な知識を解説していきます。
また、講義の進め方として、株式会社と証券市場の関係および財務諸表の仕組み、ファイナンスの理解に最低限必要な数学・統計学の知識を知ることから始め、それを踏まえてファイナンス理論の基礎を理解していくというアプローチをとります。本講義は、現代ファイナンス理論の基礎を理解し、企業の資金調達・資金運用の仕組み、証券市場と企業や投資家の関係を明らかにすることに重点を置きます。 講義の10回目前後の時期にレポートを提出してもらいます。レポートについては提出期限が過ぎた次の週の講義で、レポートのテーマの意義と重要性について解説をします。また、講義の要所で問題演習を行い、その解説動画をアップします。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.企業の経営上の目的(企業価値の向上など)について理解し、より高度な学術的・実践的な場面でそれを活かせるようになることを目指します。
2.企業と証券市場の関係を十分に理解し、より高度な学術的・実践的な場面でそれを活かせるようになることを目指します。 3..企業が行っている資金の調達・運用について理解し、より高度な財務的判断ができるようになることを目指します。 4..現代ファイナンス理論を理解し、より高度な学術的・実践的な場面でそれを活かせるようになることを目指します。 5.ファイナンス理論を習得する段階で論理的思考力・分析力を身を着けることを目指します。 授業計画
第 1 回 ガイダンス、ファイナンスとはなにか
第 2 回 ファイナンスを理解するために必要な数学の基礎 第 3 回 ファイナンスを理解するために必要な統計学の基礎 第 4 回 ファイナンスを理解するために必要な会計学の基礎 第 5 回 金融市場の概要 第 6 回 株式市場と債券市場の概要 第 7 回 貨幣の時間価値ー割引現在価値についてー 第 8 回 現代ファイナンス理論の概要 第 9 回 ポートフォリオ理論 第10回 CAPM(資本資産評価モデル) 第11回 企業の投資判断 第12回 企業の資金調達 第13回 企業の利益還元政策 第14回 株式に関する応用知識、債券に関する応用知識 第15回 テクノロジーと金融の将来像 *授業ではMicrosoft Excel、Microsoft Teams、Microsoft formsを多用しますので、ノートパソコン、タブレットなどを持参してください。ノートパソコンなどを保有していない学生は、スマホで上記アプリを使用できるように準備をしておいてください。なお、これらアプリの操作方法については、授業内で解説します。 関連科目
ファイナンス入門、金融論Ⅰ、金融論Ⅱ、実践ファイナンス、財務管理論Ⅰ、財務管理論Ⅱ
準備学習等の指示
・授業の内容の理解を深めるため毎回授業後に1時間復習をしてください。
・授業の進行に合わせて教科書や配布資料を十分に読み込んでください。 ・経済ニュースに興味を持ち理解するように努めてください。 教科書
重本作成の教科書をデータで配布します。その他の資料も配布します。
参考文献
砂川伸行 「コーポレートファイナンス入門」 日本経済新聞社
石野雄一「道具としてのファイナンス」 日本実業出版社 岸本直樹・池田昌幸「入門・証券投資論」 有斐閣 田中真一・保田隆明「コーポレートファイナンス 戦略と実践」 ダイヤモンド社 朝岡大輔・砂川伸行・岡田紀子「ゼミナール コーポレートファイナンス」日本経済新聞出版 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、課題レポート30%で評価しますが、その他授業への参加度によって追加的に加点していきます。
実務経験と授業との関連
備考
授業中の私語など他の学生の講義の理解を妨げる行為は厳禁とします。
出来るだけノートパソコンやタブレットなどを持参してください。 |