教員名 : 得津 康義
|
科目名
計量経済学Ⅰ
授業コード
21063
担当者名
得津 康義
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
計量経済学を学ぶために必要な統計学、および回帰分析の基礎を学びます。回帰分析の概要から始まり、回帰モデルの推定法の一つである最小二乗法を理解します。その後、回帰分析の使い方を学ぶことによって、実際のデータへ応用してもらいます。その際にExcelを使って記述統計の頻度分布、散布図の作成や、単回帰モデルの推定などの実習を行います。さらに回帰分析での仮定と仮説検定について理解することによって、出力結果を正しく読み解けるようにします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
単にエクセルでデータ処理の操作が出来るようになるだけでなく、得られた結果を正しく理解し、客観的、論理的思考力、分析および判断能力を身につけることを目標とします。
【身につく力】「論理的思考力・分析力」 授業計画
第 1 回 イントロダクション
第 2 回 確率変数と確率分布 第 3 回 標本分布と推定 第 4 回 計量経済学とは何か 第 5 回 回帰分析とは何か 第 6 回 最小二乗法について 第 7 回 推定したモデルの当てはまり 第 8 回 回帰分析の使い方 第 9 回 古典的仮定 第10回 OLS推定量の性質 第11回 t検定 第12回 F検定 第13回 独立変数の選択 第14回 関数型の選択 第15回 回帰分析とSDGs 関連科目
統計学、計量経済学Ⅱ、経済の基礎数学Ⅰ・Ⅱ
準備学習等の指示
四則演算および基礎的な数学ならびにEXCELの基礎操作は事前に学習してきてください。授業で習ったことは、その日のうちに復習して次の回の授業を受けてください。予習と復習を合わせて各回につき60分以上は時間をかけてください。
教科書
講義に必要な資料は配布します。
参考文献
『計量経済学の使い方』A.H.ストゥデムント(著)高橋青天(監訳)、ミネルヴァ書房
『統計学から始める計量経済学』、北坂真一著、有斐閣ブックス 『計量経済学』、山本拓著、新世社 『ベーシック計量経済学』、羽森茂之著、中央経済社 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験を85%以上、授業態度および提出課題を15%以内で評価します。
また11回以上の出席については授業への参加度に応じて加算をします。ただし最大100点までとします。 受講態度により減点する場合があります。 広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は定期試験の受験は認めません。 実務経験と授業との関連
備考
統計学をを受講しておくと理解が早まります。
定期試験には平方根が計算できる電卓を持って来てください。 EXCELの実習もあるので、特別な事由がない場合以外は欠席しないでください。 また、受講者数によっては授業時間内にプレゼンも行ってもらい、評価の一部にする可能性がありますます。 |