シラバス情報

科目名
経営情報論 a
授業コード
22032
担当者名
岡田 斎
副題
経営と情報の接点を考える
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
IT技術の進歩にともない、現代の企業経営は情報活用の如何によってその成果が左右されます。この授業では、企業経営における情報の役割について理解し、情報が企業経営に与える影響について学習します。情報は、情報システムにより効果的に活用されます。授業では、情報システムを活用するという視点で、ユーザーの立場での経営情報の活用を考えます。経営情報が企業でどのように活用されているか、企業の部門別にできるだけ具体的な事例を紹介しながら授業を進めます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
学生が経営学を学ぶ上で、経営組織の目的と役割の理解が必要です。企業において、(1)各部門で何を目的として、(2)どのような経営情報が活用されて、(3)どのような意思決定がなされているか、ということを理解します。
独立行政法人情報処理推進機構が行なう「ITパスポート」の試験に出題される問題のうち、本講義に関連する問題に解答できる知識・理解の習得を目指します。
【身につく力】 「経営情報に関する知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回 オリエンテーション-情報技術と情報システム
第2回 経営情報活用の具体的事例-製造業とコンビ二業
第3回 企業における情報と知識情報技術と情報システム
第4回 組織化と情報-①組織における意思決定と情報
第5回 組織化と情報-②組織戦略と情報
第6回 人事・労務と情報-①組織としての企業と従業員
第7回 人事・労務と情報-②人事戦略と情報
第8回 人事・労務と情報-③労務管理と情報
第9回 生産と情報-①生産に関する情報の種類
第10回 生産と情報-②生産情報システム
第11回 販売と情報-①販売管理と情報
第12回 販売と情報-②販売戦略
第13回 販売と情報-③販売管理におけるIT活用
第14回 財務と情報
第15回 基幹統合システムとBI(ビジネス・インテリジェンス)
関連科目
生産管理論、経営学概論
準備学習等の指示
普段から新聞の経済欄、経済雑誌、インタ−ネット上の経済情報などに関心をもち、できるだけ読むように心がけてください。事前に講義に使用するレジュメを開示しますので、受講の前には必ずレジュメを読んできてください。そして授業の復習をすると理解度が高まります。予習と復習に30分以上かけましょう。  
教科書
なし。
毎回レジュメを配布します。 
参考文献
『企業経営の情報論』、白石弘幸、創成社、2010年10月、2400円+税
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験85%、授業への参加度15%とします。
実務経験と授業との関連
大手製造業で、製造、設計、品質保証、調達、工場経営の各部門の長を歴任してきました。それぞれの部門で経営情報がどのように業務に活用されているのか、私自身の経験を基盤にして講義したいと思います。
備考
コロナ禍での対応のため、学籍番号による座席指定で授業を行ないます。
他人に迷惑をかける講義中の私語が著しい場合には、出席を取り消し、退席を命じます。 
スマートフォン、携帯電話や音楽プレーヤー等の使用を禁止します。もちろんイヤホンの使用は、難聴等やむ得ない場合を除き、厳禁です。