シラバス情報

科目名
財務管理論Ⅱ
授業コード
22036
担当者名
幸田 圭一朗
副題
現代企業の財務戦略
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
本講義では、財務管理論Ⅰに引き続き、コーポレート・ファイナンス(企業の資金に関するマネジメント)に焦点を当て、資金の流れを通じた企業の経済活動について考えます。この財務管理論Ⅱでは、財務管理論Ⅰで扱った正味現在価値(NPV)以外のファイナンスに関わる諸問題に焦点を当て、それら理論について学習していきます。なお、この財務管理論Ⅱは、財務管理論Ⅰの発展・補完的な位置づけとなります。したがって、現在価値の概念やキャッシュフロー等については、財務管理論Ⅰの修得を前提としますので、受講を強く推奨します。5回実施の確認テスト(授業計画参照)については、計算問題を中心に採点したうえで返却し、その解説を次週講義冒頭で行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
次の5点の修得を目指します。(1)企業の資本コストの算定ができ、正味現在価値の算出を行うことができる (2)いくつかの分析手法を用いて、投資の意思決定の判断ができる (3)企業におけるそれぞれの資金調達手法を理解し、その違いを説明できる (4)経営者の視点に立った簡単な財務計画を立てることができる (5)資本構成や配当政策、デリバティブの簡単な概要を説明できる
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 イントロダクション 〜簡単な計算問題の演習〜(確認テスト(1)(財務管理論Ⅰの内容))
第2回 財務管理論Ⅰの復習(1) 〜現在価値、キャッシュフロー、リスクとリターン〜
第3回 財務管理論Ⅰの復習(2) 〜CAPM、WACC〜
第4回 財務管理論Ⅰの復習(3) 〜継続価値、正味現在価値、計算演習〜
第5回 資金調達の方法(1) 〜株式による調達①(株式の仕組み)〜(確認テスト(2))
第6回 資金調達の方法(2) 〜株式による調達②(株主、上場)〜
第7回 資金調達の方法(3) 〜負債による調達①(銀行借入)〜(確認テスト(3))
第8回 資金調達の方法(4) 〜負債による調達②(銀行以外の金融・担保・個人保証)〜
第9回 資金調達の方法(5) 〜負債による調達③(社債・格付け)〜
第10回 資金調達の方法(6) 〜負債による調達④(債券価格)〜
第11回 資本構成(1) 〜MMの無関連命題〜(確認テスト(4))
第12回 資本構成(2) 〜負債の節税効果、最適資本構成〜
第13回 金融派生商品(デリバティブ)入門 〜オプション〜
第14回 配当政策 〜配当政策、自社株買い〜 (確認テスト(5))
第15回 財務管理論Ⅱのまとめ 〜計算問題を中心とした練習問題〜
※ 別途、「財務管理論Ⅰ」未履修者対応の特別補講を実施することがあります。
関連科目
本講義は、「財務管理論Ⅰ」の修得を前提として講義を進めていきます。「財務管理論Ⅰ」と同様に、経営学科の科目としては、「経営分析論」、経済学科の「ファイナンス入門」「統計学」などが関連しています。また、「証券市場論」や「現代ファイナンス論」も深い関連があります。
準備学習等の指示
前回の講義を踏まえたうえでの、講義設計となっています。したがって、必ず講義の予習・復習を行うようにしてください。約30分以上は予習・復習にかけましょう。また、確認テストを複数回行いますが、テストの実施にあたって事前に学習のポイントを配布いたします。そのポイントを参考に、事前学習を進めてください。さらに、講義と関係があると思う新聞やニュースなどに目を向けてください。
教科書
教科書の指定は特に行わず、レジュメを配布します。
参考文献
砂川伸幸ほか(2008)『日本企業のコーポレートファイナンス』日本経済新聞出版社 (¥3,200+税)
榊原茂樹ほか(2011)『現代の財務管理 新版 (有斐閣アルマ)』有斐閣 (¥2,200+税)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(参照不可・計算ならびに論述問題)(60%)、平常点(授業への参加度、提出物、確認テスト、学習態度など)(40%)により総合的に評価します。なお、確認テストは定期試験同様の形式で実施しますので、座席についてはその都度、指示に従うようにしてください。また、実施日については授業計画を確認してください。出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。レポート、論述問題等での剽窃行為は、評価対象外として、厳格に対応します。
実務経験と授業との関連
備考
・前回の講義の復習をきちんと行うようにしてください。この講義は積み上げ式となっていますので、やむを得ず欠席(公欠・病気)する場合は、フォローいたしますので相談するようにしてください。
・電卓(携帯電話の電卓機能は不可)を毎回持参するようにしてください。
・受講態度やマナー(私語・飲食・講義中のゲームなど)については、他の学生の学ぶ権利を侵害します。したがって、教室からの退出や以後の出席を認めない、成績評価対象外など、厳しく対処いたします。