シラバス情報

科目名
原価計算論
授業コード
22048
担当者名
藤原 久嗣
副題
マネジメントツールとしての原価情報
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
製造業にとって原価情報は経営分析を行う上で非常に重要な役割を担っています。しかし、今日の企業は多くの品目を扱うようになり、原価計算の処理自体がコンピュータによってなされるようになりました。しかし、その算出された数値がどのように計算され、どのような意味を持つかといったことを知っておかなければ、経営に役立つ真の情報にはなりません。本講義では、計算技術の習得だけではなく、実践社会での課題も交えながらその根底にある考え方を理解することで原価計算を学ぶことを目的とします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
原価計算を通じて実践経営に役立つコストマネジメントの基礎を身につけることを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「論理的な思考力・分析力」「斬新な発想をする力」
授業計画
<授業計画>(一部変更する場合もあります)
第1回 オリエンテーション
第2回 原価計算の基礎
第3回 原価と原価計算
第4回 材料費の計算
第5回 労務費の計算
第6回 経費の計算
第7回 製造間接費の配賦計算
第8回 個別原価計算
第9回 部門別原価計算
第10回 総合原価計算(1)意義、仕掛品の評価
第11回 総合原価計算(2)組別原価計算、等級別原価計算
第12回 標準原価計算(1)意義
第13回 標準原価計算(2)原価差異の処理
第14回 直接原価計算、総復習
第15回 利益管理のための原価計算、総復習
関連科目
初級簿記、会計学基礎、財務会計論
準備学習等の指示
毎回の講義に備えて、教科書を事前に読むなど30分以上の予習を行って下さい。また、毎回の講義を踏まえ、1時間程度は復習をするように心がけて下さい。
教科書
岡本清・廣本敏郎『検定簿記講義2級 工業簿記』中央経済社800円+税
その他の資料は、講義内で配賦致します。
※電卓は各自持参ください(小型電卓でも結構です)。
参考文献
清水孝・長谷川恵一・奥村雅史『入門 原価計算』中央経済社、2,800円
園田智昭・横田絵理『原価・管理会計入門』中央経済社、2,400円
加登豊・山本浩二『原価計算の知識』日本経済新聞出版社、860円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験60%、授業への参加度・レポート提出(小テストを含む)40%により評価します。
実務経験と授業との関連
製造業・行政機関での経験を通じ、経営情報と原価の関係を事例などを交えながら解説します。
備考