教員名 : 糠谷 英輝
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科目名
証券市場論
授業コード
22062
担当者名
糠谷 英輝
副題
グローバル化に適応できる経済人としての基本(デリバティブを含む)を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)
授業内容
債券や株式とはどのようなものか、証券取引はどのように行われるのか、証券や証券市場は経済においてどのような役割を担っているのか、債券や株式はどのように評価するのかといった証券全般に関する基本的な事項を解説していきます。また電子化やESGといった最近の動きなど、証券市場を巡る最近の問題や新たな動きにも触れます。講義期間中に世界の証券市場で大きな動きが起こった場合には、授業で取り上げ、その背景、問題点、影響なども紹介します。専門的な分野になるため、理解の確認や復習も随時行っていきます。
また毎回、授業の冒頭で、前週の日経平均株価の動きを解説し、株式に対する関心を深めます。 尚、期中では中間レポートを提出してもらいます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
私たちの日常生活に大きな影響を与える証券は経済と深い関係があり、さらに世界の証券市場は経済と同じく国境を越えた繋がりを持っています。証券や証券市場に関する基本的な知識を身につけ、証券を通じて日本や世界で起こっている経済・金融の動きを話せるようになることを目標にします。具体的には次の2点を目指します。
①株式や債券に関する報道記事(日本経済新聞の記事)や金融機関やシンクタンク等が発表するレポートを読んで理解できるようになること。 ②自分で証券投資を考えていけること。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画
第 1 回 講義ガイダンス
第 2 回 金融投資を考える 第 3 回 債券と債券市場 第 4 回 株式と株式市場 第 5 回 証券で資金を調達する(発行市場)〜債券 第 6 回 証券で資金を調達する(発行市場)〜株式 第 7 回 証券で資金を運用する(流通市場)〜株式の売買と取引所 第 8 回 証券取引の最近の潮流 第 9 回 証券取引はどのように決済されるのか 第10回 債券を評価する 第11回 株式を評価する 第12回 デリバティブ取引(先物取引、スワップ取引) 第13回 デリバティブ取引(オプション取引) 第14回 ESGとSDGs債 第15回 講義全体のレビュー 関連科目
金融論Ⅰ・Ⅱ、資本市場の役割と証券投資、国際金融論、グローバル金融市場論、外国為替論、外国為替実務
準備学習等の指示
・今、世界で何が起こっているかを新聞等から把握する習慣を身につけるとともに、日経平均株価、日本の長期金利(国債金利)の動向は毎日チェックして下さい。
【予習】テキストの次回授業分を読み、分からない用語などは事前に調べてくるとより授業の理解度が高まります(90分)。 【復習】テキストにある前回の「キーワード」をまとめて下さい(90分)。 教科書
・教科書は特に設けません。
・授業資料は配布し、HUE NAVIにも登録します。 参考文献
・読み易く、入手し易いものを、その都度、授業で紹介していきます。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・定期試験(65%)
・中間レポート(20%) ・授業への参加度(15%) で評価します。 実務経験と授業との関連
銀行とシンクタンクで、外国為替、証券、貿易、融資、経済調査などの業務を担当。授業では、証券に関する幅広い問題を、学問的な内容はもとより、金融機関、企業、個人と多方面の主体から、実践的な内容や現実の動向も解説していきます。
備考
・授業中は私語、携帯電話の使用、飲食は厳禁です。他の受講生の迷惑にならない様に十分に留意して下さい。
・新聞等で経済全般の動きを捉える習慣を身につけて下さい。その際の疑問点等もメール等で受け付けます。 |