シラバス情報

科目名
ビジネスプランニングⅠ
授業コード
22064
担当者名
幸田 圭一朗
副題
ビジネスプランを立ち上げる
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
本講義では、経営学科で学ぶ「マネジメント系」「アカウンティング系」「マーケティング系」それぞれで修得した知識を用いて、実践的なビジネスプランを作成することを目指します。また、ベンチャービジネスの意義や、経営者にとって必要な視点などについても焦点を当てます。具体的には、グループ作業を中心としながら、チームワーク・アイデアをまとめる能力・自らの考えを表現する力などの向上を図ります。ただし、より具体的な経営計画や財務計画については、後期開講の「ビジネスプランニングⅡ」で扱います。なお、ビジネスプラン発表のため、授業外の準備が必要です。そして、発表時に用いた資料については、グループごとに提出して頂きます。また、発表されたビジネスプランは、講義内で講評を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
次の3点を修得することを目指します。(1)オリジナルのビジネスプランを具体的に自分で書くことができる (2)経営学科で学ぶ「マネジメント系」「アカウンティング系」「マーケティング系」それぞれの知識を実践的な考え方と関連付けることができる (3)グループ作業を通じて、自分の役割や強みについて実感できる
【身につく力】「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「問題解決力」「協働して成し遂げる力」「斬新な発想をする力」「チャレンジする力」「リーダーシップ」
授業計画
第1回 イントロダクション & グループ作成 〜ビジネスプランの役割〜
第2回 1stビジネスプランの作成(1) 〜グループ作業・事始め〜
第3回 1stビジネスプランの作成(2) 〜地域に目を向けたビジネスを考える〜
第4回 1stビジネスプランの発表 〜他のアイデアを吟味する〜
第5回 経営学とビジネスプラン 〜ビジネスプランに必要な分野とは?〜
第6回  ターゲットセグメント 〜顧客・市場、業界・競争優位〜
第7回 2ndビジネスプランの作成(1) 〜身近なビジネスを考える〜 
第8回 2ndビジネスプランの作成(2) 〜競合他社との比較〜 
第9回 2ndビジネスプランの発表 〜他のチームを評価する〜
第10回 3rdビジネスプランの作成(1) 〜経営チームを考える〜
第11回 3rdビジネスプランの作成(2) 〜理論的裏付けを考える〜
第12回 3rdビジネスプランの作成(3) 〜実現可能性を考える〜
第13回 3rdビジネスプランの発表 (1)  〜批判的に考える〜 (クリッカーもしくはIT機器の使用)
第14回 3rdビジネスプランの発表(2) 〜他人の意見を踏まえ、よりよいプランを作る〜 (クリッカーもしくはIT機器の使用)
第15回 ベンチャー企業とイノベーション 〜ベンチャー企業の意義とは?〜
関連科目
後期開講の「ビジネスプランニングⅡ」は、本講義の発展的位置づけとなります。実際に、ビジネスプランコンテストの応募などを検討している場合には、ぜひとも合わせての受講をお勧めします。なお、「ビジネスプランニングⅡ」を受講するためには、本講義の単位取得が条件となっております。また、他の経営学科開講科目で学んだ知識なども、ビジネスプランの作成にすべて活用することができます。
準備学習等の指示
日常生活の中で、ビジネスに活かせるプランの種は存在しています。そこで、何か思いつくことがあれば、メモをするなどの癖をつけましょう。また、他の講義で扱う理論と自分たちのビジネスプランの間にどのような関係があるのかを常に意識するようにしてください。そして、学外においても、ビジネスプランコンテストなど多くの機会が存在しています。積極的に参加するようにしてください。なお、ビジネスプランの作成にあたっては、授業時間以外にチームで集まって準備して頂くことが必須となります。その準備作業には、2時間以上が必要となります。
教科書
教科書の指定は特に行わず、レジュメを配布します。
参考文献
伊藤良二(2005)『成功するビジネスプラン』日経文庫 (¥830+税)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
グループによるビジネスプランの作成・提出・発表(40%)、小テスト(20%)、平常点(グループへの貢献度、授業への参加、受講態度など)(40%)、などにより総合的に評価します。なお、グループ作業に支障をきたすため、無断欠席は厳禁です。欠席の際は、担当教員とグループメンバーに、直接連絡をする必要があります。そして、メンバーと調整した作業を、授業外で行ってください。無断欠席が連続して確認された場合、評価の対象外とします。
実務経験と授業との関連
備考
・やむを得ず欠席(公欠・病気)する場合は、必ず事前にご連絡ください。無断欠席は、グループのメンバーに迷惑をかけることとなりますので、厳しく対処します。遅刻も認めません。
・本科目は、演習を中心としたグループワークの授業です。しっかりと検討したうえで履修登録をしてください。登録がありながら参加しない学生や安易な履修の取り消しは、他の学生の学ぶ権利を奪うことになります。
・第1回目の授業でグループ分けを行います。無断欠席した場合は、それ以降の講義に参加できない可能性があります。追加履修の場合も、初回のグループには参加することができません。
・ビジネスプラン作成の作業には、ノートPCなどのICT機器を活用することが多いため、毎回お持ち頂くことを推奨します。
・シラバス未読などの不利益の責任は、受講生自身によるものとします。
・今年度は、すべて明徳館プレゼンテーションコートです。入場には、学生証が必要ですので、忘れないようにしましょう。