シラバス情報

科目名
ビジネス統計学
授業コード
24016
担当者名
田浦 元
副題
ビジネスで役立つ統計テクニックを学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類

授業内容
経営・経済データや統計を正しく読みこなし、正しく利用するために必要な統計学の基礎概念について学んでゆきます。基礎理論の理解だけではなく、その手法を実際に使いこなせるようになることに重点を置いて授業を行ないます。そこで基礎理論のレクチャーの後、実際に練習問題に取り組んでもらいます。現実の経営・経済分析に広く用いられる代表的な統計分析手法について学びます。(小テスト・課題等は授業の進捗に応じ不定期に実施します。小テストの解答は、基本的には次週の授業の冒頭に解説付きで行ないます。)
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
本講義の目的は、統計学の基礎的な理論とトピックについての理解を深め、基礎的な分析手法を修得することです。到達目標は、現実の経営・経済分析に広く用いられる代表的な統計分析についての基礎理論を理解し、これらの分析手法を使いこなせるようになることです。

【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 中心的傾向の特性値(1):相加平均、メディアン、モード
第3回 中心的傾向の特性値(2):幾何平均(1)幾何平均の基礎
第4回 中心的傾向の特性値(3):幾何平均(2)長期の幾何平均
第5回 変動の特性値(1):分散、標準偏差の基礎
第6回 変動の特性値(2):分散、標準偏差の利用
第7回 異集団データの比較
第8回 相関分析(1):相関分析の基礎
第9回 相関分析(2):相関係数
第10回 相関分析(3):相関係数の計算
第11回 相関分析(4):相関分析の実際
第12回 統計分析とデータの利用(1):分析の応用
第13回 統計分析とデータの利用(2):分析の発展
第14回 統計分析とデータの利用(3):意義と限界
第15回 まとめ
※上記は目安としての標準的な授業計画です。実際はクラスの進展度等により変更されます。
関連科目
ビジネスデータ分析、データサイエンスとビジネス
準備学習等の指示
本講義では科目の性質上、数学(Σ,Π,Log,微分など)の使用は避けられません。高校までの数学の修得が十分でない受講者は、適宜、高校までの数学(およそ数学Ⅱ・Bまで)を独習で復習し理解して講義に臨んでください。また、本講義は、前回までの授業内容を踏まえて新たな学習を行う積み上げ式の科目です。そこで特に復習に重点を置き、予習・復習を行うことが効果的です(90分以上は復習にかけましょう)。
教科書
『調査と分析のための統計 社会・経済のデータサイエンス(第2版)』(上藤一郎,森本栄一,常包昌宏,田浦元著,丸善出版,2013年,2500円,購入任意)
参考文献
『はじめての統計学』(鳥居泰彦著,日本経済新聞社、1994 年)
定期試験の実施
定期試験を実施します。定期試験は参照不可、かつ、全問が計算を要する客観回答問題です。
成績評価の方法
定期試験(90%),授業内で行なう小テスト・課題等(10%)により評価します。(授業への参加度は小テストの得点により計ります。)
実務経験と授業との関連
備考
毎回、関数電卓を持参してください。