シラバス情報

科目名
Web演習 a
授業コード
24029
担当者名
久保 大支
副題
チャレンジ!ホームページ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
本講義ではサンプルサイトの制作を行う毎回の講義とインターネットに公開する各自のサイトの制作を通し,Webページを記述する言語であるHTMLとCSSの基礎を修得します。それぞれの制作過程において,演習での口頭レビューやEdutrackでの提出とフィードバックの繰り返しにより,HTMLはHTML Living Standard,CSSはCSS3/4,それぞれの文法規定に則ったサイトにします。
また同時に,Webで使用する画像や動画の基礎についても学修し,スマホやデジカメなどで撮影した写真やビデオを取り込んだWebサイトにします。
さらに,サイト設計からその運用までのWebサイト構築フロー,レスポンシブWebデザイン,ユニバーサルデザインなどについても解説し,各自のサイトで実践します。
講義修了時にはWebデザイン技能検定2級およびWebクリエイター上級レベルのスキルを得ます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Web標準と呼ばれる考えに則ったWebページをテキストエディターを使用して記述できるようになることを目標とします。また同時に,各自のWebサイトを制作していくことを通して,サイト・マネジメント,ユニバーサルデザイン(ユーザビリティ,アクセシビリティ),レスポンシブWebデザインについて修得します。
【身につく力】「知識・理解」,「情報リテラシー」
授業計画
※ 本講義では、各自がオリジナルのWebサイトを制作します。第1回目までに、どのような内容のWebサイトを制作したいかをあらかじめよく考えておいてください。

第01回 Ch.0 イントロダクション
第02回 Ch.1 HTML5の基礎知識 p.6-
第03回 Ch.2 CSS3の基礎知識,Ch.3 Webサイトの構築 p.34-
第04回 Ch.4 トップページの作成(1) p.66-
第05回 Ch.4 トップページの作成(2) p.96-
第06回 自己サイト制作演習(1):トップページを完成させよう
第07回 Ch.5 サブページの作成 p.122-
第08回 Ch.6 リンクの作成 p.136-
第09回 Ch.7 Webページの動作検証 p.152-
第10回 自己サイト制作演習(2):サブページやリンクのあるサイトにしよう
第11回 Ch.8 表を挿入したWebページの作成 p.170-
第12回 Ch.9 サイドメニューのあるWebページの作成 p.186-
第13回 Ch.10 動画やマップを挿入したWebページの作成 p.212-
第14回 Ch.11 フォームを利用したWebページの作成 p.224-
第15回 自己サイト制作演習(3):サイトをリッチなものにしよう
関連科目
情報ネットワーク論,画像処理演習,情報社会と情報倫理,Webメディア論,情報デザイン論,マルチメディア論
準備学習等の指示
【事前学修:90分】初回はガイダンスを行いますが,以降,講義翌日迄に次回の講義内容をEdutrackに掲載します。ダウンロードして印刷し事前学修を行い講義に備えて下さい。プリントは配布しません。
【事後学修:90分以上】講義で学んだスキルを各自のサイト制作に応用した課題をEdutrackを通して提出し教員からのフィードバックを得,それに基づく再提出を繰り返します。これにより,自分の中でその回の講義内容を実際に使えるスキルとして身につけます。
教科書
1.富士通エフ・オー・エム株式会社(2015)『よくわかる HTML5 & CSS3 —ウェブサイト構築の基本と実践—』FOM出版 2,400円+税
参考文献
・大藤幹(2012)『よくわかるHTML5+CSS3の教科書』マイナビ 2,800円+税
・加藤善規・できる編集部(2020)『Web制作必携 HTML&CSS全事典 改訂版』インプレス 2,068円+税
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・課題提出の際は,各回の要求仕様を満たし,かつValidator(W3Cによる文法チェックサービス)にパスしている必要があります。そうでない場合は不合格となります。
・最終的な成績は毎回の課題(70%)による参加度,およびオリジナルサイトの制作課題・運営状況(30%)から総合的に評価します。
・以上にかかわらず課題未提出(不合格含む)5回以上で単位認定不能とします。
実務経験と授業との関連
備考
・①事前学修課題の提出(ある場合),②実際の授業への参加,③終了時アンケートの提出をもって「参加」とみなします。
・各自が制作するWebサイトはインターネットに公開しますので著作権への格段の配慮が必要です。違法性のあるコンテンツが掲載されたサイトの場合は公開が認められませんので,評価も出来ず、単位認定が出来ないことを理解しておいてください。