教員名 : 永田 智章
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科目名
国際経済学
授業コード
26019
担当者名
永田 智章
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
この授業は、経済学の基礎理論を学習した経験のある者を対象としています。そして、受講生が、国際経済学の基礎理論、制度、歴史、現状の課題等を理解し、習得することを目的としています。授業展開では、まず経済活動の基本的な理論分析の確認を行います。その上で国境を超える経済取引が持つ特殊性を明確にします。次に財貨市場取引と国際貿易理論、金融市場取引と国際投資理論、開放体系下のマクロ経済政策の有効性、及び、それらに関連する経済統計や経済事情を解説します。更に国際経済協力、地球環境保全に関する経済学的対策等の現状と展望に関する考察を深めていきます。受講生の皆さんの理解度を確かめることと、この授業への質問やリクエストを受け付けることを目的とし、定期的に200文字程度のミニレポートに課題として取り組んでもらいます。可能な限り次回以降の授業の中で解説、回答、返却をする予定です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【目標】この授業の到達目標は、次の3つの知識、すなわち、
◎国際収支、国際貿易、国際投資、外国為替相場、開放マクロ経済等の基本的な概念および理論を理解すること、 ◎国際経済取引に関連する主要経済指標の概念を理解すること、 ◎国際経済の仕組み、制度、歴史、現状、課題等の概略を理解すること、 これらの知識を用い、日本を取り巻く国際経済に対するあなたらしい独自の見解を考えてみて、それを説明できるようになることです。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「斬新な発想をする力」 授業計画
第1回 国際経済学の課題
第2回 国際経済分析の視点と方法:ミクロ的視点とマクロ視点 第3回 国境を越えた経済取引の記録:国際収支表の仕組み 第4回 国際貿易の理論分析:伝統的理論から最新理論まで 第5回 国際貿易の実証分析:国際経済統計と経済体制の考察 第6回 国際貿易と経済成長:貿易と景気変動の理論分析 第7回 国際投資の理論分析:国際資本移動理論 第8回 国際投資の実証分析:直接投資のデータ解析と事例 第9回 外国為替の理論分析:為替レート決定諸理論 第10回 外国為替の実証分析:データ解析と外為制度 第11回 国際マクロ政策の有効性:政策効果と国際協調 第12回 国際経済と地球環境の理論分析 第13回 国際経済と地球環境の実証分析 第14回 国際協力の現状と課題:グローバル主義と地域主義の共存 第15回 国際経済学の展望(まとめ) 関連科目
経済入門 経営入門 経済学基礎 アジア経済 スポーツ経営入門
準備学習等の指示
毎回授業の復習を心掛けてください。そのためにしっかりノートを取り、たとえ15分程度でも構いませんから、読み返す習慣を身に付けると、きっと勉強が楽しくなると思います。また、新聞やニュース等で国際的な時事問題について知っておく努力をしてください。
教科書
石井安憲・清野一治他[共著](1999) 『入門・国際経済学』 有斐閣 本体価格 3,400円 ISBN4-641-16082-1
参考文献
岩本武和・奥和義他[共著](2007)『グローバル・エコノミー』 有斐閣アルマ 本体価格 2,100円 ISBN978-4-641-12328-1
岩田一政著 (2000)『国際経済学』 新生社 本体価格 2,600円 ISBN4-88384-008-5 辻正次・田岡文夫[編著](1999)『現代国際マクロ経済学』多賀出版 本体価格 2,500円 ISBN4-8115-5431-0 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(70点)、課題ミニレポート(30点)、ただし、授業への参加度、受講態度等を配慮し、必要に応じ調整することがあります。
実務経験と授業との関連
備考
(1)受講心得:みんなが楽しく気持ちよく学べる時間と空間を創りましょう。そのためにマナーを守って、最後までとことん頑張ってください。
(2)その他:担当教員として真剣に授業をします。学生として真剣に受講してください。 |