シラバス情報

科目名
組織マネジメント論
授業コード
26022
担当者名
岡本 康昭
副題
組織によるマネジメント
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
組織は資源の塊であり、個人ではできないことでも組織があるおかげで実現できることも少なくありません。組織が成り立つためには、「共通の目的」と、その目的に向かって「協働する意思」と、そのプロセスを支える「コミュニケーション」が必要だといわれます。
この講義では、人間がモチベーションを発揮するためのミクロ的視点からの組織の仕組み、それを活かすためにはどのように組織をデザインすればよいのかというマクロ的視点からの仕組み、の両面からマネジメントを考えていきます。
本シラバスの内容を理解して受講することを勧奨します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 経営組織に関する代表的な理論を修得し、基礎的な実務に応用することができる。
2. 自分の属する身近な組織について具体的で建設的な分析ができる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」
授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 組織としての企業
第3回 個人のモチベーション
第4回 集団のコミュニケーション
第5回 管理者のリーダーシップ
第6回 組織構造の特徴
第7回 組織構造の機能、終了後小テスト実施
第8回 中間のまとめと小テスト解説
第9回 組織のデザイン
第10回 組織文化
第11回 人材の育成と管理
第12回 組織をマネジメントする
第13回 組織の変革と阻害要因
第14回 イノベーションを生む組織
第15回 まとめ
関連科目
経営組織論、人的資源管理論、経営戦略論
準備学習等の指示
本科目は、発展・応用科目の位置づけであり、授業では、テキストに関連する内容を幅広く採り上げていきます。ノートテイキングも含めてみなさんそれぞれの方法で工夫をしながら(したがって、当方からノートテイキングの指示などは特に行いません)受講することを期待しています。
第1回目に本講義用に書き下ろしたテキストを配布します。
授業はテキストをもとに進めますので、事前に該当回の内容を読んでおいてください。授業中はテキストの内容に加え、パワーポイント等の資料により補足をしながら進めます。授業後にはHUENAVIの「授業資料」に掲示しますので、テキストと併せて授業の復習に活用してください。予習・復習に3時間程度を基準とします。
教科書
教科書は使用しません。レジュメ、板書等を使用して講義を進めていきます。
参考文献
高木晴夫『組織マネジメント戦略』有斐閣、2001年、2,900円+税
スティーブンP.ロビンス『新版・組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社、2009年、3080円+税
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
期末テスト70%:組織行動及び組織構造の両面の主要な考え方について客観問題または論述する問題で到達の度合を評価します。
小テスト30%:知識の定着を確認するために中間テストを実施し、評価の30%に充当します。
EduTrackにより、第7回目の講義後から第8回目の講義日前日までの間に自宅で取り組んでもらいます。

実務経験と授業との関連
金融機関の営業拠点などでマネジメントに携わった経験や、新規事業を立ち上げた経験などを活かし、フォロワーとしての視点とマネジメントする側の視点の両面から解説します。
備考
この講義で学んだ知識を活用して、自分の身近な組織をより発展させる建設的な方法を具体的に考えてみましょう。