シラバス情報

科目名
森の社会貢献実践
授業コード
35024
担当者名
仲村 正彦
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
環境保全や国際支援活動を通じて持続可能な社会に貢献できるだけの能力を身に付けられるように、森林・林業に関する基礎知識だけでなく、異文化理解を含めた国際協力手法等についても学びます。
【授業方法】
この授業はグループディスカッション、プレゼンテーションやフィールドワークを中心に授業を進めて行きます。課題や提出物に関しては添削し返却します。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、興動館科目の4つのフィールドの内、行動力に分類される授業であり、到達目標は以下のようなものです。
(1)森林環境に関する国内、国際支援に必要な知識・経験を得ることができます。【身につく力】知識・理解、斬新な発想をする力、論理的思考力・分析力、チャレンジする力
(2)新たな視点を取り入れてプロジェクトを運営できる手法を知ることで、受講生が参加しているプロジェクトの活性化につながります。
【身につく力】問題解決力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力 
授業計画
第1回 ガイダンス プロジェクトの概念理解 
    また、この回では人間力チェックシート【初回】を実施します。まず人間力について
    理解し、どの人間力を身につけたいかを意識します。
第2回 プロジェクトサイクルマネジメントの学習 WAVOCプロジェクトの事例を基に
第3回 フィールド活動① 武田の里を歩く
第4回 フィールド活動② 森林ボランティア実践
第5回 フィールド活動③ 森林ボランティアのふりかえり
第6回 社会林業と国際支援① ケニアの森林環境の現状について学ぶ
第7回 社会林業と国際支援② ケニアの森林環境と国際支援の事例について学ぶ
第8回 社会林業と国際支援③ 国際支援におけるフィールドの調査方法について学ぶ
    また、この回では人間力チェックシート【中間ふりかえり】実施します。自身の人間力の
    変化をふりかえり、その変化に対する考えを仲間たちへ伝えます。
第9回 社会林業と国際支援④ プレゼンテーションの準備
第10回 社会林業と国際支援⑤ プレゼンテーション 
第11回 自然との共生① アルゼンチンの森林環境の現状について学ぶ
第12回 自然との共生② アルゼンチンの森林環境と国際支援の事例について学ぶ
第13回 自然との共生③ プレゼンテーションの準備
第14回 自然との共生④ プレゼンテーション
第15回 ふりかえり
    また、この回では人間力チェックシート【最終ふりかえり】実施します。総合的な
    ふりかえりを通して、自身の人間力がどのように成長したのかを理解します。
関連科目
準備学習等の指示
この授業は、興動館科目の「行動力フィールド」の授業です。毎回、行動力フィールドの達成目標を意識して授業に臨んでください。達成目標(①失敗を恐れず、粘り強く挑戦する力をもつ。 ②行動するための手順や方法を考え、実践する力をもつ。)
その他 プレゼンテーションの資料作成やディスカッションには、30分以上が必要となります。
教科書
活動を通して作成した報告書を使用します。
環境保全型森林ボランティア活動報告書、釜山スタディツアー報告書、アルゼンチンスタディツアー報告書、ウユニスタディツアー報告書、ケニアスタディツアー報告書
参考文献
必要なものがあれば、授業でそのつど指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1)授業への参加度     …… 25%
(2)課題の提出状況     …… 35%
(3)プレゼンテーション   …… 20%
(4)グループディスカッション…… 20% 
実務経験と授業との関連
岡山県職員(林業)、青年海外協力隊(ボリビア)、JICA専門家(マダガスカル及びケニア)及び早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)での経験や知見を基に授業を展開していきます。
備考
定員は30名とします。
本授業は初日に森林ボランティア活動を行います。その際は、動きやすく汚れてもよい服装、靴をあらかじめ用意しておいてください。
興動館科目では、あなたの人間力の成長を記録するために、ふりかえりと分かち合いを重視した「人間力チェックシート」を作成していただきます。