シラバス情報

科目名
プレゼミ 済・営(中嶋則夫)
授業コード
41206
担当者名
中嶋 則夫
授業題目
スポーツと経済、政治思想、体育・スポーツ、コミュニティーづくりの関連文献を素材に「読む力」「まとめる力」「書く力」「伝える力」を高めよう!
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年

授業概要・授業計画
 質問です。「試合の流れ」って存在する?
 この質問にどのように答えますか?「ある」と思う人、「ない」と思う人、どんな根拠でそう思いますか?
 本ゼミは3年次から始まる専門ゼミの準備を行う科目となっています。特に、野球の解説者などの専門家が言う、このような当たり前と思っていることを疑い、チャレンジする環境を提供できればと考えています。チャレンジするには、その結果の成否にかかわらず、それ自体を評価する環境が必要です。皆さんが、前途有為な人間となり、何かを成し遂げることができるように、「読む力」「まとめる力」「書く力」「伝える力」を高められるように授業を計画しています。読むこと、まとめることにより既成概念を知ることができます。それを基礎として斬新な発想が生まれる可能性を高め、それを実現してもらいたいと思います。そのためには、チャレンジし続けなければいけませんが、一緒にチャレンジし続ける仲間も必要となります。文献を、しっかりと読み、筆者の考え方を理解し、自らの考えの土台として整理し、文章によって伝えることで共感・同感する仲間を増やすことができれば、夢の実現が近づきます。このようなことを、以下の授業計画に沿って行う予定にしています。

<授業計画>
第 1 回 「第1章 人間は誰でも錯覚する『野球の通説』にも似たケースが?」(加藤・山崎,2008,pp15-32)
第 2 回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第 3 回 「第2章 『試合の流れ』って本当に存在する?」(加藤・山崎,2008,pp33-84)
第 4 回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第 5 回 「スポーツ選手をモルモットに-なぜ経済学者はスポーツ好きなのか」(ノルベルト・ヘーリング他,2012,pp228-244)を素材に、「読む力」「まとめる力」「書く力」を高めよう
第 6 回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第 7 回 「第2章 経済学者らしく考える」(マンキュー,各版)
第 8 回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第 9 回 「正しいことをする」(マイケル・サンデル,2010,pp9-43)を素材に、「読む力」「まとめる力」「書く力」を高めよう
第10回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第11回 「日本人と体育」(玉木,2001,pp22-36)を素材に、「読む力」「まとめる力」「書く力」を高めよう
第12回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第13回 「限定された時間・空間の異常な理論」(永井,2013,pp122-135)と「根性、無気力、集団の牽制」(永井,2013,pp136-148)を素材に、「読む力」「まとめる力」「書く力」を高めよう
第14回 正しい引用の方法を身に付け、「伝える力」を高めよう
第15回 複数の文献を比較して、引用を上手く活用して自分の意見をまとめ、論理的に書いて発表してみよう
教科書
1.N・グレゴリー・マンキュー著 ; 足立英之 [ほか] 訳『マンキュー入門経済学(各版)』 東洋経済新報社
2.加藤英明、山崎尚志(2008) 『野球人の錯覚』東洋経済新報社
3.玉木正之(2001)『NHK人間講座 日本人とスポーツ』日本放送出版協会
4.永井洋一(2013)『少年スポーツ ダメな大人が子どもをつぶす!』朝日新聞出版
5.ノルベルト・ヘーリング,オラフ・シュトルベック,(大竹文雄 (解説), 熊谷 淳子 (翻訳))(2012)『人はお金だけでは動かない?経済学で学ぶビジネスと人生』NTT出版
6.マイケル・サンデル(2010)『これからの"正義"の話をしよういまを生き延びるための哲学』早川書房
活動予定
ゼミ生の皆さんと情報交換しながら、交流を深め、プレゼミの趣旨に沿った活動をしたいと思います。
成績評価の方法
成績には、AAからDまであり、 「読む力」「まとめる力」「書く力」「伝える力」を総合的に評価して決定します。(遅刻者や受講態度がよくない者については減点します)。
出席が2/3以上、HUENAVIアンケートへの振り返り提出、「卒業論文作成ガイド」に準拠した期末レポート提出、必要なプレゼン、というここに挙げた項目が主な評価の軸となります。どれもゼミ活動を通じて身に付けられる力ですので、当該科目で身に付けるべき力として総合的に評価します。それぞれの力が、どの程度身についているかを評価し、どれもある程度の水準に達するよう指導します。特定の力が、他のものに比べ評価が低すぎる場合などは、不可となるので、どれも、重要であることを意識し、磨いて行きましょう。

選考方法
(各選考期間_第1次 : 2023 年 5 月 23 日(火)から5 月31 日(水)第2次 : 2023 年 6 月 12 日(月)から6 月 16 日(金)第3次 : 2023 年 6 月 26 日(月)から6 月 28 日(水)の選考に向けて、選考期間開始の前日までに、プレゼミ登録希望願の内容に、次の①、②、③を加え、メールにて提出して下さい。(メールアドレス_n.naka6021@hue.ac.jp へお願いします。)

①「大学入学までに、学業で、また、学業外で頑張ってきたことと、頑張れた理由」(200字程度)、
②「好きなスポーツとその理由」無い場合はその理由(200字程度)、
③「大学入門ゼミ、興動人入門ゼミで報告した内容、その作成に利用した参考文献」(200字程度)

 その後、選考期間に、こちらから質問等を行い、面接の日程調整を必要に応じて行います。また、本件に関する問い合わせはメール(メールアドレスn.naka6021@hue.ac.jp)で受け付けます。
注意_こちらからのメールでの質問には、締め切りを設けていますので、それに従って回答をお願いします。
履修条件
ゼミでは、メールでのやり取りを頻繁に行いますので、メールでのやり取りが迅速にできることが必須です。さらに、こちらからの情報提供に対して、その内容を理解し、自らの判断に基づき適切に行動できる、しようと考えていることも重要です。これらを意識できる、している学生であればどなたでも歓迎します。
オフィスアワー
火曜日の10:45から12:15がオフィスアワーとなっています。
それ以外の日程を希望される場合は、n.naka6021@hue.ac.jp までお願いします。