教員名 : 広田 堅志
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科目名
演習Ⅰ (広田堅志)
授業コード
41322
担当者名
広田 堅志
授業題目
付加価値貿易から国際分業と日本企業の海外ビジネス戦略を考える
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
3年
授業概要・授業計画
【授業概要】
学生の皆さんの中でも多くの人が愛用しているiPhoneは、どこで作られているのでしょうか?実は、その答えは少し複雑になっています。「iPhoneはアメリカのAppleの製品だから、アメリカで作られている」というような簡単な話ではありません。Appleは、iPhoneの企画・開発とメイン半導体の生産を行っていますが、そのほかの多くの部品は日本のシャープや韓国のサムスンなどが生産し、台湾の鴻海(ホンハイ)などが中国にあるそれぞれの自社工場で組み立てて、完成したiPhoneを世界中へ輸出しています。 このiPhoneの製造モデルは今日の国際分業の姿を如実に表しています。これは輸送技術や情報通信技術の発達により生産システムは大きな変容を遂げた結果でもあります。国際分業のもとで行われているこのグローバル・ゲームは、分業による効率化が実現され、パイの全体が大きく作れるようになる「価値創造のための協調ゲーム」であると同時に、パイの切り分け方(経済利益の分配)について、参加各国間の「価値分配のための競争ゲーム」でもあります。本ゼミでは、上記のような今日の国際分業の様相を「付加価値貿易」という新しい概念からアプローチしてみます。 【授業計画】 テキスト・配布資料の各担当分を決め、ゼミ生各自の担当分について事前調べ、事後報告という形で講義を進めます。報告する際に、各自が作成したレジュメを全員に配布します。なお、報告はPower Pointの使用を大いに期待します。また、皆が興味感心のある共通テーマについては、グループ協業作業を行い、ディスカッションを行う予定もしています。 教科書
テーマごとに別途指示する
活動予定
4月:親睦会
10月:学内懸賞論文大会参加準備 1月:卒業論文テーマの決定 *レクリェーション、他ゼミとの交流活動などのことは、随時相談しながら決めよう。 成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度・授業への参加態度・報告内容・ゼミへの貢献度等を総合的に評価します。
無断欠席は認めません(単位を不認定)。 選考方法
対面による面接を行います。面接を行う前に(第1次選考は11/21(月)17:30 までに、第2次選考は12月7日(水)17:30 までに、第3次選考は12月19日(月)17:30 までに)、必ず以下の要領で事前にメール送信してください。
件名:演習Ⅰ 選考 本文:①学籍番号、②学生氏名、③希望する面接時間(下記選考期間の日時を参照)④携帯電話番号(面接日時を通知するため) E-Mail:k.hiro3091(at)hue.ac.jp( (at) は@ に置き換えて下さい) なお、対面による面接は広田研究室(3号館3階325室)で行います。面接当日に志望理由(400文字以上)を紙に印刷し必ず持参して来てください。 第1次選考(面接)日時: 11月22日(火)14:45〜16:15、11月24日(木)13:00〜16:00 第2次選考(面接)日時: 12月12日(月)10:00〜12:00 第3次選考(面接)日時: 12月20日(火)14:45〜16:15 履修条件
1.通常の講義と違って、ゼミにおいては、ゼミ生が主役なので、積極的に自ら学ぼうという意欲のある学生を希望します。
2.異なる歴史的・文化的背景や価値観を持つ人々に対する理解を求めたり、自己の主張を伝えたりする能力を高めたいと考えている学生を希望します。 3.遅刻や無断欠席をしないこと。とりわけ、自分の発表時に無断で欠席した場合に単位が認められないので、注意が必要です。 4.外国人留学生の場合は、日本語の文献資料の使用は当然のことですが、母国語の文献資料の使用も必要条件とします(最新情報の確認や翻訳の能力を養うため)。 オフィスアワー
研究室の場所:3号館3階325号室
研究室自由訪問:毎週月曜〜火曜、木曜〜金曜12:15〜12:55 メールによる質問を受け付けますので、下記メールアドレスへメール送信してください。 E-Mail:k.hiro3091(at)hue.ac.jp ( (at) は@ に置き換えて下さい) |