シラバス情報

科目名
特別活動・総合的な学習の時間の指導法 【教職】
授業コード
51020
担当者名
山田 浩之
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
 前半は講義を中心とし、特別活動、および総合的な学習の時間の内容、理論、教育上の意義、学校の中での位置づけなどについて学ぶ。後半はグループワークと模擬授業などの授業実践を中心として授業を進める。グループワークでは、まず自身の中学生、高校生時代の特別活動、総合的な学習の時間を振り返りながら事例の検討を行う。その後、振り返りにもとづいてテーマを設定し、教材研究、学習指導案の作成を行うとともに授業実践を行う。
 特別活動と総合的な学習の時間についての概論と実践を通して、教育課程全体の役割・機能・意義を議論するとともに、カリキュラムマネジメントの実際を学ぶ。
 なお、レポートの評価等はHUE NAVI、メールなどでフィードバックする。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 特別活動については、学校教育全体における意義を理解し、「人間関係形成」・「社会参画」・「自己実現」の三つの視点や「チームとしての学校」の視点を持つとともに、学年の違いによる活動の変化、各教科等との往還的な関連、地域住民や他校の教職員と連携した組織的な対応等の特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識や素養を身に付ける。
 総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指すという意義を理解する。また、各教科等で育まれる見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、指導計画の作成および具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する知識・技能を身に付ける。
 また、特別活動・総合的な学習の時間を軸に教育課程全体の意義と実践的な編成方法について学習する。具体的には以下の大きく3点を目標とする。1)中等教育における教育課程・カリキュラムが有する役割・機能意義を検討する。そのことにより、学習指導要領の性格及び位置づけ、教育課程編成の目的、およびその変遷と社会的背景を理解し、教育課程が社会において果たす役割・機能を理解することを目標とする。2)特別活動、総合的な学習の時間と各教科や学校内外での多様な活動を結びつけた教育課程編成の基本原理及び学校の教育実践に即した教育課程編成の方法を検討する。そのことにより教育課程編成の基本原理を理解し、教科・領域を横断して教育内容を選択・配列する方法を例示する能力を身につけ、単元・学期・学年をまたいだ長期的な視野から、また幼児、児童及び生徒や学校・地域の実態を踏まえて教育課程や指導計画を検討することの重要性を理解することを目標とする。さらに、上記を総合し、3)学習指導要領に規定するカリキュラムマネジメントの意義や重要性を理解し、カリキュラム評価の基礎的な考え方を理解することを目標とする。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」
授業計画
 第1回 特別活動・総合的な学習の時間と教育課程・カリキュラム・マネジメントの意義
 第2回 教育課程編成上の位置づけと各教科との関連
 第3回 ホームルーム活動と生徒会活動の特質と課題
 第4回 学校行事の特質と課題
 第5回 総合的な学習の時間の意義と役割
 第6回 学習指導要領における位置づけと総合的な学習の時間の目標
 第7回 年間を通しての体系的な学習計画とは? — 教育課程・指導計画の重要性 —
 第8回 特別活動の指導方法とその評価法
 第9回 特別活動の内容と指導法 — 学級活動・ホームルーム活動
 第10回 特別活動の内容と指導法 — 児童会・生徒会
 第11回 特別活動の内容と指導法 — 学校行事
 第12回 教育課程を踏まえた総合的な学習の時間の内容と指導法
 第13回 教育課程を踏まえた総合的な学習の時間の実践と評価 — 指導計画の改善の具体 —
 第14回 体系的な教育課程・指導計画の策定と評価法
 第15回 特別活動・総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメントの重要性
関連科目
教職課程「教育の基礎的理解に関する科目等」にあたる科目、とくに教育方法学(教育課程論を含む)、道徳教育指導法等
準備学習等の指示
授業の事前学習、また復習で必要な学習内容を毎回指示するので、指示に従って学習すること。(受講前には必ずテキストを読んできてください。わからない用語などは事前に調べてくるとより授業の理解度が高まります。)毎回30分以上は予習にかけましょう。
教科書
『特別活動論』(改訂版)山田浩之編(2022年、協同出版、2200円(本体))
以下については授業中に指示します。WEB版を使用予定です。
『中学校学習指導要領』(平成30年、文部科学省)
『高等学校学習指導要領』(平成29年3月、文部科学省)
『中学校学習指導要領解説 特別活動編』(平成29年6月、文部科学省)
『中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』(平成29年6月、文部科学省)
『高等学校学習指導要領解説 特別活動編』(平成31年、文部科学省)
『高等学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』(平成31年、文部科学省)
参考文献
相原次男他編(2010)『新しい時代の特別活動』ミネルヴァ書房。
『中学校学習指導要領解説 総則編』(平成29年3月、文部科学省)
『高等学校学習指導要領解説 総則編』(平成31年予定、文部科学省)
他に、インターネット上の情報などを含め適宜指示する。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業への参加度をふまえ、レポート60%、授業中のレジュメおよび模擬授業等 40%で評価します。なお、レポートの評価等はHUE NAVI、メールなどでフィードバックします。
実務経験と授業との関連
備考
後半はグループワークや、実習、またその振り返りを中心に授業する。授業を「楽しむ」ことができるよう、積極的に参加すること。また、実習ではさまざまな工夫をしてもらうよう期待する。