シラバス情報

科目名
教育方法学(教育課程論を含む) 【教職】
授業コード
51021
担当者名
西森 章子
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
まず授業において,教えること学ぶことの意味を教育方法学と教育課程論の立場から認識したうえで,教育課程の意義と役割,編成の方法について,教育課程の評価の観点からカリキュラム・マネジメントを行う意義と重要性について理解する。学習指導要領については,教育課程との関係性を現行の学習指導要領を事例に認識したうえで,過去の改訂の変遷の内容をその社会的あるいは経済的背景を含めて理解し,新学習指導要領の改訂内容についても考察し学修する。
次に教育方法の基礎的理論を,授業の目標と展開の関連性から理解し,教師が授業をデザインする場合の構成要素について学修する。次に,授業場面を支える時間構造について,学習指導案の基本的理解をもとに,教材・教具およびメディアの教育的利用の可能性と留意点を,体験学習を通して考えていく。その後,教育・学習評価の意味について,その働きと活用方法について修得し,最後に,目標と授業展開との関連性,教材・教具の利用を踏まえて,授業観察を通して授業を分析的に見ることと,学習指導案を組み立てることを修得する。
各授業回のリアクション・ペーパーで表現された質問には,次回授業の冒頭で対応する。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では,教育の方法,教育の技術,情報機器及び教材の活用に関する基礎的な知識・技能を身に付け,教授−学習場面を導く際の基本となる用語や概念の指し示す意味を説明できることようになることを目標とする。そして,教育方法とその成果を分析的に考察することで授業の改善の方法を身に付け,あわせて教育課程の編成と改善につなげることを目標とする。
それとともに,教育課程の意義およびその編成の方法に関する基礎的理解をもとに,学習指導要領の変遷・内容およびカリキュラム・マネジメントについて十分に理解することを目標とする。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第 1 回 教えること・学ぶこと −オリエンテーションに代えて−
第 2 回 教育課程の意義と役割
第 3 回 教育課程編成の基本原理と方法
第 4 回 教育課程の評価とカリキュラム・マネジメントの意義
第 5 回 教育課程と学習指導要領の関係性 −現行指導要領を事例にして−
第 6 回 学習指導要領の歴史的変遷 −具体的内容とその社会・経済的背景−
第 7 回 新学習指導要領の研究/小テスト
第 8 回 授業の目標と展開の関連性 −教育方法の基礎的理論−
第 9 回 学習指導案と教材・教具の関連性
第10回 授業におけるコミュニケーション
第11回 メディアの教育的利用・ICTの活用法/小テスト
第12回 メディアの教育的利用・情報モラルの理解と指導
第13回 教育評価の意味①(教育評価の類型とそのはたらき)
第14回 教育評価の意味②(学習者によるフィードバックの活用)
第15回 授業場面を観察する・授業展開−教材−コミュニケーションの観点から
定期試験 
関連科目
道徳教育指導法,社会,地理歴史,公民,商業,情報の教科教育法,特別活動・総合的な学習の時間の指導法 
準備学習等の指示
毎回の授業において,講義内容に関する問いを出す。事前に調べて,問いに対する答えを自分なりに準備してくること。この準備や予習の活動に約30分以上かけること。 
教科書
・基本的に,毎回レジュメや資料等のプリントを配布する。
・文部科学省「教育の情報化に関する手引き」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html 
参考文献
『中学校学習指導要領』(文部科学省,平成29年3月)
『高等学校学習指導要領』(文部科学省,平成30年3月)
『中学校学習指導要領解説 総則編』(文部科学省,平成29年3月)
『高等学校学習指導要領解説 総則編』(文部科学省,平成30年7月)
『よくわかる授業論』田中耕治(平成19年,ミネルヴァ書房)
『未来を拓く教師のわざ』生田・三橋・姫野(編),
「第5章 子どもを理解する」西森章子(平成28年,一茎書房)
『教育評価(第2版補訂版)』梶田叡一(昭和58年,有斐閣双書)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・リアクション・ペーパーによる授業への参加度(20%),小テスト(20%),定期試験(60%)
・授業への参加度は,講義を通して理解したこと,疑問や気づきをまとめているかどうかを評価する。
・小テストは,講義で扱った用語や概念の意味を理解できているか,それらの用語を用いて適切に事象を説明できているかどうかを評価する。また小テストの解説については,当該回においてフィードバックをおこなう。
・定期試験では,講義で扱った用語や概念の意味を理解できているかといった知識・理解の面に加えて,事象を分析(評価)する力,授業を創造する姿勢が形成されたのかどうかを評価する。
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:受講中は私語・飲食・スマートフォン等による板書の写真撮影を禁止する。守れない者については以後の出席を認めない。