教員名 : 林 和夫
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科目名
スポーツマーケティング論
授業コード
26005
担当者名
林 和夫
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
本講では、スポーツマーケティングの基礎をしつかり身につけ、そのうえで、スポーツビジネスが「感動産業」であることを理解してもらいます。また「成長産業」であるスポーツビジネスを活性化するうえで、有力なツールであることをグローバルな対比の中で、解説いたします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
今世紀に入り、スポーツは世界的に注目度を高め、グローバルスポーツや国内の様々なスポーツが、人々の日常生活のハイライトとして入り込んでいます。特にワールドカップやオリンピックの2大メガスポツイベントは、グローバルなTVの発展を背景に、今では全世界が熱狂するイベントに成長を遂げました。この「スポーツの世紀」に、発展を支えるスポーツマーケティングの基礎を学んでもらいます。また、欧州のサッカー、北米の4大スポ—ツ(野球、バスケット、アメフト、アイススケート)がどのような経緯で発展してきたのか、日本のスポーツ界で参考にできる点は何であるか、といったテーマも経営学の視点も含めてカバーします。
さらに私自身が20年超に渡り培って来た、ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグなどの現場での経験も学生諸君に伝えます。スポーツの力を信じ、スポーツで世界の平和を実現しようという、志を共有できる学生を歓迎いたします。 プレゼミ、演習Ⅰで林ゼミを希望する場合は、履修して熱心に学習することを期待します。 【身につく力】「知識・理解」 「コミュニケーション能力」 授業計画
第1回:オリエンテーション、スポーツマーケティングとは
第2回:日本のスポーツビジネスの概況 第3回:日本のプロ野球(NPB) その歴史と現状 第4回:Jリーグ、日本代表チームのマーケティング戦略 第5回:UEFA(欧州サッカー連盟)のマーケティング、欧州5大国サッカーリーグ比較 第6回:米国におけるスポーツエンタテインメント産業の特徴、特にMLBとNPBの比較 第7回:米国学生スポーツ(NCAA) のマーケティング、日本のUNIVASとの対比 第8回:外部特別講師の講義 第9回:1984ロスオリンピック、商業化とTOPスポンサーシップの誕生 第10回:adidasの歴史とスポーツマーケティングへの参画、ISLの誕生とその後 第11回:Nikeの誕生と今、スポーツ・スポンサーシップの現状と将来像 第12回:メガイベントのマーケティング、2020東京オリンピックの成果および残された課題、 第13回: メガイベントのマーケティング、2019 Rugby World Cup Japanの成功と将来 第14回:大相撲、プロゴルフ、Bリーグ(プロバスケット)などのマーケティング戦略 第15回:まとめ および振り返り 最新のトピックスを取り上げるため、授業内容および順序は変更することがあります。 関連科目
関連科目 イベント論、スポーツ経営学、スポーツ産業論
準備学習等の指示
①下記の参考文献を事前に読んでください。
② 「自ら調べ、自ら考える」 を常に心がけてください。 広くグローバルなスポーツの話題や企業のマーケティング活動に関心を持ち、Media,Net等を通じて知識を習得してください。スポーツ先進国である、米国・欧州関連では、英語で記述された価値ある情報も多いため、継続的な英語学習、TOEIC受験等を通じて英語力の向上が必要と考えます。 全体に毎週復習を30分実施して、自分なりの課題の整理と論理の構築にトライしてください。 教科書
参考文献
「スポーツイベントのマーケティング.」 間宮聰夫・野川春夫編著、市村出版.
「スポーツビジネス最強の教科書」 平田竹男著、東洋経済 「オリンピックはなぜ世界最大のイベントに成長したのか」マイケル・ペイン著、グランドライン 「Jリーグのマネージメント」 広瀬 一郎、東洋経済新報社 「プロのためのスポーツマーケティング」 広瀬 一郎、電通 「スポーツマーケティング」 原田 宗彦・藤本 淳也・松岡 宏高 共著、大修館書店 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験を60%、授業への参加度、毎回のコメントおよびレポートを40%として総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
(株)電通のスポーツマーケティング関連部門に25年以上在籍。その間に、スイス(ISL Marketing 出向)、英国London(電通スポーツヨーロッパ)での2度の海外勤務を経験している。FIFAワールドカップ(1990 -2014の7大会連続)、EURO(ヨーロッパサッカー選手権)、UEFAチャンピオンズリーグ、IAAF世界陸上、FINA世界水泳、アジア大会、IOCオリンピック大会、トヨタカップ、FIFAクラブワールドカップ、日本サッカー協会、Jリーグなど主にグローバルなメガスポーツイベントのスポンサーシップ、TV放映権、ライセンシング、イベントオペレーションに実務として携わりました。授業では、こうした実際の現場体験を基盤として、現実味のある授業を志します。
備考
私語と飲食,携帯の使用および睡眠は禁止します。 このような行為があり、忠告に従わない場合は退出を要請します。
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