シラバス情報

科目名
文章表現演習・標準 e
授業コード
12043
担当者名
重野 裕美
副題
社会で通用する文章力養成講座 
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
授業では、「文章読解・作成能力検定(以下、「文章検」という)」準2級に即して、図表を含む資料の読み方、状況に応じた手紙文の書き方、反論を用いた論説文の書き方などを学びます。必修科目「日本語文章表現」の発展的な内容なので、履修する皆さんにとって馴染みがあり、学びやすい科目です。この科目を履修することで、専門科目の入門書レベルの文献を読んだり、自分の考えを論理的に表現したりする力が身につきます。
この科目は演習科目です。授業の中で実際に文章を書いたり、書いた文章を互いに読み合ったりします。また、毎回授業外で課題に取り組むことになります。皆さんが取り組んだ課題は、添削して授業で返却・解説します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
大学での専門的な学びや実社会での有効なコミュニケーションを実現するために必要な、語彙・文法の知識、論理的な文章読解力、手紙文や論説文の作成能力の向上を図り、「文章検」準2級に合格できる文章力を身につけることを目的とします。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 ガイダンス 語彙の正しい意味と用法
第 2 回 文法的に正しい文   
第 3 回 論説文の作成①(論題と異論) 
第 4 回 論説文の作成②(文章構成) 
第 5 回 論説文の作成③(反論の方法)
第 6 回 論説文の作成④(様々な論述方法)
第 7 回 資料の読解①(図表の解釈と主張)
第 8 回 資料の読解②(判断基準と効果的な表現)
第 9 回 手紙文の作成①(目的、種類、様式、敬語)
第10回 手紙文の作成②(展開方法)
第11回 手紙文の作成③(目的に応じた効果的な表現)
第12回 文章構成の把握①(キーワード、段落の要点)
第13回 文章構成の把握②(段落相互の関係)
第14回 まとめと最終試験
第15回 答案の返却と試験の解説—今後の学習課題の確認—
関連科目
日本語文章表現、ビジネス日本語演習、文章表現演習・発展、日本語演習・標準、文芸創作実践
準備学習等の指示
・毎時間、漢字テスト(「今日の漢字」から出題)を行います。予習用の「今日の漢字」は教育・学習支援センター内(明徳館6階)に設置しています。
・この授業は演習です。欠席すると、その回の内容が身につかないばかりか、次回からの内容がわからなくなります。欠席をしてはいけません。
・原則として毎回授業外課題を出します。
・予習復習(テキストの予習、漢字テストの事前予習、その他の課題)に約120分以上はかけましょう。
教科書
日本漢字能力検定協会 編 『文章検 過去問題集 準2級 Vol.2 2017・2018 実施分』(各自、必ず「リブレ丸善売店」で購入)
参考文献
授業の中で紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施しません。
成績評価の方法
・授業への参加度・漢字テスト(20%)、論説文・手紙文・課題を含む毎時間提出の課題文書(30%)、最終試験(50%)で総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
・「文章検」準2級程度とは、積極的に社会活動に参加し、広く学問・教養を吸収することを可能にする文章能力を形成することを指しています。
・この科目の履修登録は、必修科目「日本語文章表現」の一次評価がC評価以上であることが条件です。
・「文章検」準2級・2級の受検を積極的に奨励します。
・担当者によって授業内容が多少異なる場合があります。