シラバス情報

科目名
文章表現演習・発展 b
授業コード
12045
担当者名
岡本 恵子
副題
社会で活躍できる文章力養成講座 
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
社会人として必要な日本語文章表現能力をより実践的なレベルで身につける学習を通じて、コミュニケーション能力や論理的思考力を磨き、一般常識の定着を図ります。
具体的には、レポートの構成、実務的な文章の要約、書簡文、論説文の4ジャンルを中心に学習します。必須ではありませんが、「文章読解・作成能力検定」2級合格程度の力の獲得をめざします。これは企業の要請を反映している検定であり、社会人としての日本語力を測る物差しとなります。
書簡文や論説文の力が必要なことは分かっているが苦手だという人が多いのですが、この授業では実際に問題を解き文章を書いて、添削や解説を受け、分析的に理解することで上達を図ります。
また、毎回行う漢字テストでも、解答と解説を通じて語彙の理解を深めます。
授業で取り組んだ課題ならびに宿題は、添削・評価や相互評価の上、返却・解説をします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1 社会で活躍できる基本的な文章表現力を身につける。
2 「文章読解・作成能力検定」2級合格程度の文章力を到達目標とする。
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 ガイダンス 語彙・文法、レポートに関する基礎的事項を整理する
第 2 回 語彙・文法の問題演習。実践問題を通して、レポート作成について学ぶ。
第 3 回 文章読解・要約(1)−要約の考え方を知り、基礎的問題に取り組む
第 4 回 論説文を書く(1)−出題の意図を捉え、それをふまえて論説文を作成する−
第 5 回 過去問を用いて、レポート、要約、論説文について学んだ内容を整理する
第 6 回 論説文を書く(2)−相互評価や意見交流を通じて多様な考えを知り、改訂版を作成する−
第 7 回 書簡文を書く(1)手紙の常識や敬語等の復習を行い、それをふまえて書簡文を書く
第 8 回 書簡文を書く(2)状況の理解と注意点を考え、新たなテーマで書簡文を書く
第 9 回 過去問を用いて、全範囲の学習内容を振り返り、課題に気づく 
第10回 文章読解・要約(2)−発展問題演習
第11回 論説文を書く(3)−課題を多角的に捉え、論点を定め、自分の知識・経験を活用して論説文を書く−
第12回 論説文の相互批評、自分の文章の再検討、改訂版論説文を書く
第13回 過去問を用いて学習の振り返りを行うとともに、書簡文を重点的に見直す
第14回 まとめと最終試験
第15回 答案の返却と試験の解説−今後の学習課題の確認−
関連科目
文書表現演習・標準、日本語演習・標準、ビジネス日本語演習、文芸創作実践
準備学習等の指示
・毎時間漢字テスト(「今日の漢字」)を行います。予習をしてきてください。
・この授業は演習です。欠席すると、その回の内容が身につかず課題の提出ができなくなるうえに、次回からの内容もわからなくなります。欠席をしてはいけません。
・原則として、毎時宿題を出し、次回の演習で確認を行います。漢字の学習、予習復習と合わせて、120分以上は学習したうえで、授業に臨むようにしましょう。
教科書
日本漢字能力検定協会編 『基礎から学べる!文章力ステップ 文章検2級対応』 (第1回の授業までに各自本学丸善売店で購入) 
参考文献
授業の中で紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施しません。 
成績評価の方法
授業への参加度・漢字テスト(20%)、論説文2点・書簡文・課題(30%)、最終試験(50%)で総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
・「文章読解・作成能力検定」2級の受検は必須ではありませんが、積極的に奨励します。
・「文章読解・作成能力検定」2級程度とは、社会人として仕事に必要な文章作成を行うことができ、かつ生涯学習の基礎となる文章能力の所有を表します。また、2級合格は、本学の資格・能力等表彰制度の対象であるとともに、SA(Student Assistant )への道を開きます。
・担当者によって授業内容が多少異なる場合があります。