教員名 : 胤森 裕暢
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科目名
倫理学
授業コード
14003
担当者名
胤森 裕暢
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(公民)
授業内容
教職免許およびその他の資格取得に資する資格関連科目です。現代社会の根本にある倫理的な課題(わたしたちの社会等の在り方や人間としての生き方に関わる問題)について調べ,自分自身の問題として一緒に考えていきます。課題に対する人生観や世界観等の価値観を自分たちで吟味したり,修正してみたりします。当初と比べて整理され,周囲にも納得してもらえるような価値観を形成していきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
現代の倫理的課題(わたしたちの社会等の在り方や人間としての生き方に関わる問題)について理解した内容を説明できるようになる。
また,それらの課題に対する互いの人生観や世界観などの価値観を吟味し,修正できるようになる。 これらのための議論もできるようになる。 これらにより、倫理学に関する基本的な「知識の理解」、「論理的思考力・分析力」、「プレゼンテーション能力」などを身につけていく。 授業計画
第1回 現代社会の問題−現代社会と、その中で生きる私たちの抱える問題とは何か−
第2回 現代の倫理的課題に対する自己の人生観や世界観等の価値観①−問題に対して自己はどのような考え方を持っているか− 第3回 現代の倫理的課題に対する自己の人生観や世界観等の価値観②−問題に対して自己はどのような考え方を持っているか− 第4回 自己の人生観や世界観等の価値観の吟味と修正−問題に対する自分たちの考え方をよく調べてみよう− 第5回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(民主主義を中心に)−手がかりとなる民主主義に対する考え方を得よう− 第6回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(資本主義を中心に)−手がかりとなる資本主義に対する考え方を得よう− 第7回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(生命・家族・地域社会を中心に)−手がかりとなる生命等に関する考え方を得よう− 第8回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(情報を中心に)−手がかりとなる情報に関する考え方を得よう− 第9回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(環境を中心に)−手がかりとなる環境に関する考え方を得よう− 第10回 在り方生き方に関わる現代の倫理的課題(文化と宗教,国際平和と人類の福祉を中心に)−国際平和等に関する考え方を得よう− 第11回 倫理的課題を追求する手がかりになる見方や考え方①−異なる考え方を手がかりにしよう− 第12回 倫理的課題を追求する手がかりになる見方や考え方②−基本的な考え方を手がかりにしよう− 第13回 倫理的課題を追求する手がかりになる見方や考え方③−より基本的な考え方を手がかりにしよう− 第14回 自己の人生観や世界観等の価値観の吟味や修正−お互いの考え方を吟味し合おう− 第15回 現代の倫理的課題に対する自己の人生観や世界観等の価値観の形成−自己の考え方を練り上げよう− 関連科目
中学校社会科教育Ⅰ・Ⅱ 社会・公民科教育法 公民科教育法 哲学
準備学習等の指示
他学生との議論を行います。
プリントやノートの内容を整理し,理解しづらかったところなどは,教科書や参考図書などを利用し復習しておきましょう。 これらのために毎週1〜2時間程度は予習・復習にあてることが大切です。 教科書
『テオーリア 最新 倫理資料集』第一学習社,2013年,907円
参考文献
・長友敬一『現代の倫理的問題』ナカニシヤ出版,2010年,2808円.
・柘植尚則『プレップ倫理学』弘文堂,2010年,1728円. 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
参加状況(発言や小レポート) 40%
授業中に、資料を読み解いたり、それに対する考え方をまとめたり、それを発表したりして、互いの考え方を練り上げていきます。 指名によるだけでなく、自主的に発表するなどしたことを評価します。 定期試験 60% 授業中に練り上げた考え方について、書式に従って書き込んでください。書式にどのように書くのか説明をもとに、定期試験前にまとめておいてください。 実務経験と授業との関連
高等学校教師として,「倫理」カリキュラム開発をしてきました。また指導主事として「道徳」や「倫理」の授業の指導を続け,文部科学省の「中学校学習指導要領解説 道徳編」作成協力者も務めました。これを活かして,
対話的な授業を行い,指導をしていきます。 備考
現代の倫理的課題(わたしたちの社会等の在り方や人間としての生き方に関わる問題)について積極的に議論に参加するなど,主体的・協同的に学習するよう求めます。
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