教員名 : G.R.ハラダ
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科目名
法学Ⅱ
授業コード
14008
担当者名
G.R.ハラダ
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(公民)
授業内容
本講義では、「公法」、つまり国及び地方公共団と国民とのかかわり方について学びます。我々の社会生活は、あらゆる側面で国や地方公共団体の積極的な役割に依拠しています。それだけに、国家活動や行政活動が法律上の基準に適合して、適切に行われることは、今日の法律学の重大な課題であると言えます。本講義はこのような問題意識をもとに具体的な事例や判例を通して「公法」分野の基礎的な考え方を学びたいと思います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義は、主に教職、公務員及びその他の資格取得を目指す学生のために、法律の基礎知識、特に「公法」にかかわる分野を具体的な事例や判例を通して楽しく学びます。同時に現代社会で起こっている諸問題を「公法」の観点から眺めます。授業内容を通して我々の生きる社会をより深く理解することを目的としています。
【身につく力】 「知識・理解力」、「論理的思考力・分析力」 授業計画
第1回 イントロダクション:法の領域と公法の特徴
第2回 国民主権と国家 第3回 行政の役割と責任(内閣の衆議院解散権) 第4回 司法権と違憲審査権(警察予備隊違憲訴訟) 第5回 基本的人権思想の形成 第6回 信教の自由(愛媛県玉ぐし料事件) 第7回 表現の自由(事実の報道の自由と取材の自由) 第8回 刑事手続と人権(接見交通制限事件) 第9回 国際関係と人権 第10回 行政組織と公務員 第11回 地方自治(住民の権利) 第12回 国家と環境 第13回 情報公開・個人情報保護 第14回 国際社会のルールとしての国際法 第15回 まとめ: 公法とは何か 関連科目
法学 I
準備学習等の指示
次週に行うテキストの関係個所を1〜2時間程度かけて予習する必要はあります。
教科書
西村裕三編、『判例で学ぶ日本国憲法』(有信堂、2016年)
参考文献
『令和5年 ポケット六法』(有斐閣)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績は、二つの課題(10%)、中間小テスト(30%)、期末試験(60%)の結果をもとに評価し決定します。
*テスト結果については可能な限り次週までに公表します。 実務経験と授業との関連
備考
授業で使うノート(PPT資料等)をHUE NAVIファイルに添付するので、毎週ファイルを確認する必要があります。また、宿題・課題はEdu Trackの課題ファイルに添付するので、その都度確認する必要があります。
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