シラバス情報

科目名
社会学Ⅱ
授業コード
14016
担当者名
河野 弥生
副題
社会諸事象の社会学的考察
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(公民)

授業内容
皆さんは授業時間になるとなぜ、前を向いて静かに座るのでしょうか。社会学は、そんな「当たり前」とされるような日常の断面に光を当て、科学的な説明を試みる学問です。授業では、基礎概念を通して社会学の考え方を学んだのち、現代社会の問題を考察します。別の時間に開講する「社会学Ⅰ」の内容との関連を意識しながら、「社会学Ⅱ」では、概念を応用して具体的な社会事象を考察することに重点を置きます。授業を通して、「社会学の道具を使うと身近な世界が今までと違って見える」という経験を楽しんでほしいと思っています。
※毎回コメント・ペーパーの提出を求め、次回授業の冒頭で、意見の紹介や質問への回答、解説などをおこないます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
社会学の主な概念を学習し、社会学的考察を通して、社会の諸事象が理解・説明できるようになることを目標としています。
【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 社会学への招待
第 2 回 「私」のなりたち
第 3 回 行為論の世界
第 4 回 相互行為と儀礼
第 5 回 正常と異常
第 6 回 社会構築主義
第 7 回 合理的選択理論と社会的ジレンマ
第 8 回 格差と不平等
第 9 回 ジェンダー
第10回 宗教と社会
第11回 環境とリスク
第12回 親密性の変容
第13回 地域の社会学
第14回 グローバル化とエスニシティ
第15回 授業をふりかえって−−社会学的想像力という技
(内容は以上の通りですが、順序を入れ替える可能性があります。その際にはお知らせします。)
関連科目
社会学Ⅰ
準備学習等の指示
・予習:次回の授業で学ぶ人名や概念(授業時に「次回予告」としてお知らせします)について、
    辞典・書籍・電子資料などで事前にふれておきましょう。(45分)
・復習:授業で学んだ内容を文章で要約できるかどうか試してみましょう。(45分)
教科書
教科書は使用しません。資料プリントを配布します。  
参考文献
必要に応じて授業中に紹介します。 
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・定期試験:60%
・授業に参加する姿勢:40%
※参加姿勢は、毎回提出していただくコメント・ペーパー(「今日の課題」への回答とコメント)を中
 心に、出席状況や授業に関する積極的発言などから総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
授業では、学修した社会学の知識を身近な出来事に応用する「思考力」が求められます。毎回、頭を柔軟にして授業に参加してください。