教員名 : 濵田 敏彦
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科目名
日本の歴史Ⅱ a
授業コード
15003
担当者名
濵田 敏彦
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
【授業内容】
(1)現代の日本社会は、過去(歴史)の上に成り立っており、それらを学ぶことで皆さんには「今を生きる」ために必要な歴史的思考力が身につきます。この授業では、江戸時代から明治時代前期の政治・外交・社会の基本的な歴史的出来事や特徴、それらの歴史的背景を理解することで、現代の課題を考える力を身につけていきます。 (2)日本の歴史Ⅱの授業は、日本の歴史Ⅰの時代的段階を踏まえつつ、日本の歴史Ⅲの時代的段階につながる講義となります。日本の歴史Ⅰ、日本の歴史Ⅲとあわせて履修するようにしてください。 【授業方法】 (1)江戸時代から明治前期の「歴史の流れ」を段階的に概説しながら、小・中学校・高校では深く学ばなかった視点・テーマを設定して講義します。 (2)そのテーマに関連して発問を行い、自ら考えを簡潔にまとめてもらう歴史的思考力チェックを実施することがあります。実施した場合には次週の授業の冒頭で簡単に解答・解説を行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
(1)国際社会における日本人として必要な教養を身につけ、それを説明できるようになります。
(2)新資料の発見や歴史研究の進展などによって新たに指摘されている視点を深く学び、歴史的な思考力が身につきます。 (3)多角的な視点でものごとをみることができるようになります。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「問題解決力」 授業計画
第 1回 幕藩体制の成立 ーなぜ、徳川家康は江戸幕府を開設したのか?その意義は?ー
第 2 回 江戸幕府と鎖国・島原の乱 ーなぜ、江戸幕府は「鎖国」をしたのか?「鎖国」の実態はどのようなものなのか?− 第 3 回 幕政の安定 −5代将軍徳川綱吉はなぜ「生類憐れみの令」を出したのか?その実態は?ー 第 4回 江戸時代の幕府と朝廷 −江戸時代の天皇はどのような役割を果たしていたのか?− 第 5 回 江戸時代の幕政改革(1)−なぜ、8代将軍・徳川吉宗は享保の改革を行ったのか?その実態は?ー 第 6回 江戸時代の幕政改革(2)−なぜ、老中・田沼意次は「ワイロ」政治家といわれるのか?それは本当なのか?一 第 7 回 江戸時代の社会(1)−江戸時代の身分社会の実態や刑罰はどのようなものだったのか?ー 第 8回 江戸時代の社会(2)ー江戸時代の教育はどのようなものだったのか?− 第 9 回 江戸時代の文化 −江戸時代の「伝統文化」の「クールな魅力」は何なのか?− 第10回 列強の接近と幕政の衰退 −19世紀前後の欧米列強の接近は幕府にどのような影響をあたえたのか?− 第11回 開国と幕末の動乱 −ペリー来航から始まる幕末・維新期、坂本龍馬や西郷隆盛らの志士たちは、なぜ時代を変えようとしたのか?ー 第12回 明治維新 −明治維新によって日本はどのような「近代国家」を目指したのか?− 第13回 文明開化の特色 −明治維新によって人々の生活はどのように変わったのか?− 第14回 自由民権運動と立憲政治の成立 −なぜ人々は選挙権を求めて立ち上がったのか?− 第15回 総括 −江戸時代から明治初期の日本のあり方と現代の日本ー ※授業内容や授業順は進捗状況によって変更する場合があります。 ※授業内で、パソコンやタブレットを使用して、発問をしたり授業の「ふりかえり」を行なったりする場合があります(双方向)。できるだけ持参してください。 関連科目
本講義を履修する学生の皆さんは、できるだけ日本の歴史Ⅰ・日本の歴史Ⅲを履修するよう心掛けてください。
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に参考文献にあげた書籍を読んだり、事後に授業で使用したプリントを復習してください(概ね60分以上の予習・復習時間をかけるようにしましょう)。
教科書
とくに使用しません。毎回、レジュメ・資料等のプリントを配布して授業を進めます。
DVDおよびビデオの視聴覚機器を使用する場合があります。 参考文献
竹内誠他編『教養の日本史』(東京大学出版会)
五味文彦・鳥海靖編『もういちど読む山川日本史』山川出版社 『日本の歴史』00〜25巻 講談社 『日本の歴史』1〜16巻 小学館 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)定期試験の結果(80%)、課題等の提出および授業への参加度(20%)により評価します。
(2)定期試験を受験するためには、原則として総授業回数の3分の2以上の出席回数を満たすことが必要です。 実務経験と授業との関連
備考
受講心得:授業中の私語・飲食、携帯電話の使用は厳禁です。また、「新型コロナウイルス感染対策」については、大学からだされる方針にしたがってください。
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