シラバス情報

科目名
日本国憲法Ⅱ
授業コード
15016
担当者名
G.R.ハラダ
副題
統治機構
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
日本国憲法は、誕生してから絶えず揺れ動く戦後政治の中で、対立する諸勢力による様々な論議の対象とされてきました。しかし、日本国憲法は様々な試練に耐え、最高法規としてその地位を確かなものにしました。とはいえ、無数の憲法問題が不断に生起してくる状況にあることは今日でも変わりません。そこで、本講義の狙いは身近で具体的な話題を課題にし、この日本国憲法を支えてきた「統治機構」を中心に考え理解していくことにしたいと思います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義は、主に教職、公務員およびその他の資格取得を目指す学生のためのものです。日本国憲法における統治機構の基本理論および代表的な判例を体系的に学び、統治機構内容を全般的に理解できるようになることを目的としています。
【身につく力】: 「知識・理解力」、「論理的思考力・分析力」
授業計画
詳しい講義内容予定表は講義の最初の日に配布する予定であるが、基本的には次のような内容で進めていきたいと考えています。

 第1回 統治機構へのイントロダクション
 第2回 国会と内閣
 第3回 国会の権限・内閣の権限
 第4回 国会と内閣の内部組織
 第5回 司法権の意義と限界
 第6回 司法の独立・違憲審査制
 第7回 前半のまとめ <中間小テスト>
 第8回 重要判例の紹介 
 第9回 地方自治
第10回 法の支配・権力分立
第11回 国民主権
第12回 天皇
第13回 平和主義・戦争の放棄
第14回 憲法の意義
第15回 憲法秩序の構造と変動
   
関連科目
日本国憲法 I、法学 II、現代社会と人権
準備学習等の指示
次週に行うテキストの関係箇所を1〜2時間程度予習する必要はあります。
教科書
渋谷・赤坂編著『憲法2 統治(第8版)』(有斐閣アルマ)
参考文献
『令和5年 ポケット六法』(有斐閣)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績は、中間小テスト(40%)及び期末試験(60%)の結果をもとに評価し決定します。
二つの「課題」を予定しています。正解に回答した場合、各5点のプラス評価になります

*中間小テスト結果については可能な限り次週までに公表します。
実務経験と授業との関連
備考
授業で使うノートをHUE NAVIファイルに挿入するので、毎週ファイルを確認してほしい。