シラバス情報

科目名
経済地理
授業コード
21053
担当者名
川瀬 正樹
副題
地理学の視点から身の回りの経済現象を見る
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
工業、運輸・交通、都市、商業について、経済地理学の視点から講義します。前半は工業を中心に、経済立地論などの理論的基礎を教授するほか、研究事例を上げながら説明します。後半は、都市地理学の諸理論を講義すると共に,都市での主たる経済活動である商業の視点から講義します。都市地理学、商業地理学の理論的基礎を教授するほか、商圏、地方都市の商業について説明します。 
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
経済地理学の基礎を理解し,説明できるようになることを目的とする。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回:ガイダンス
第2回:経済立地論の基礎(1)(チューネン圏)
第3回:経済立地論の基礎(2)(ウェーバーの工業立地論)
第4回:日本の地域産業政策
第5回:電気機械工業の地方分散と工業連関
第6回:伝統的工芸品の産地形成と変容(熊野筆の事例)
第7回:貿易と物流(海から陸へ)
第8回:地方公共交通の現状と課題
第9回:都市システム
第10回:都市の内部構造
第11回:都市化
第12回:商圏
第13回:経済立地論の基礎(3)(中心地理論)
第14回:地方都市の商業地域構造の変化
第15回:まとめ
関連科目
地理学Ⅰ,地理学Ⅱ 
準備学習等の指示
事前に配布するプリントに、あらかじめ目を通しておいて下さい。
約30分以上は予習にかけましょう。約60分以上は復習にかけましょう。 
教科書
使用しませんが,資料のプリントを配布します。 
参考文献
富田和暁『地域と産業 新版−経済地理学の基礎−』(原書房)
山川充夫・柳井雅也編著『企業空間とネットワーク』(大明堂)
奥野隆史ほか『商業地理学入門』(東洋書林)
杉浦芳夫『地理学講座5 立地と空間的行動』(古今書院)
高橋伸夫ほか『新しい都市地理学』(東洋書林)
長谷川典夫ほか『現代都市の空間システム』(大明堂)  
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験100%で評価します。 
実務経験と授業との関連
備考
定期試験:参照不可(持ち込み不可)で実施します。
受講心得:受講中は私語・携帯電話・飲食厳禁,守れない人には退席してもらいます。

上記を含む詳細は,第1回目のガイダンスで指示します。