シラバス情報

科目名
社会保障論Ⅱ
授業コード
21056
担当者名
森山 玲子
副題
将来のくらしを支える仕組み(年金・医療・介護)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
高校一種(公民)

授業内容
現代社会において発生する各種の生活上のリスク(所得の喪失、疾病・傷病、介護)と、これに対応する社会保障について、理念やその機能、時代と共に移り変わる政策展開などについて学んでいきます。前期に開講する社会保障論Ⅰの内容を踏まえて、社会保障の全体像を明らかにします。社会保障制度はなぜ必要なのか、私たちの生活とどのような関わりをもっているのか、考えていきましょう。4〜5回のレポートを実施し、次回の授業冒頭で解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業では、日本の社会保障制度の中の、年金保障・医療保障・介護保障の各制度について学びます。その目的、範囲、運営や現在抱える問題などについて理解し論じられるようになることを目標とします。 
【身につく力】「知識・理解」
授業計画
第 1 回 イントロダクション
第 2 回 社会保障の概念
第 3 回 社会保障の概念と現代社会における普及
第 4 回 年金(1)年金保険のしくみ:制度の目的と特徴
第 5 回 年金(2)年金保険のしくみ:被保険者と保険料
第 6 回 年金(3)年金保険のしくみ:給付
第 7 回 年金(4)年金保険の課題
第 8 回 医療(1)保健・医療制度
第 9 回 医療(2)医療保険のしくみ:被保険者と保険料
第10回 医療(3)医療保険のしくみ:給付
第11回 医療(4)医療保険の課題
第12回 介護(1)介護保険のしくみ:制度の目的
第13回 介護(2)介護保険のしくみ:制度の概要
第14回 介護(3)介護保険の課題
第15回 まとめ 
関連科目
社会政策論基礎、社会保障論Ⅰ
準備学習等の指示
社会保障制度は、社会状況に応じて毎年制度が改変されています。新聞・ニュースなどを通じて社会で起こっている出来事に対して敏感になること、さらに自分の考えをもつ習慣を身につけておくことが必要です。受講前には必ず前回の講義内容の復習を約20分以上はしてきてください。
教科書
教科書は使いません。プリントを配布します。
参考文献
西村淳編著『入門テキスト 社会保障の基礎 第2版』(東洋経済新報社)
椋野美智子・田中耕太郎著『はじめての社会保障−福祉を学ぶ人へ 第20版』(有斐閣アルマ)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、レポートおよび授業への参加度30%
実務経験と授業との関連
備考
受講心得:授業中は、私語・携帯電話および音楽プレーヤーの使用、飲食は厳禁。守れない場合は退出してもらいます。